説明
2年振りのエチオ・ポップは超強力!!
エチオ・ジャズで話題のムラトゥ・アスタツケが
編曲を手がけた変態チックなナンバーから、
ロンドン録音のラテン&カリプソ・ナンバーなど、ああ悶絶!
「米軍放送の電波に乗ったジェイムズ・ブラウン発の新型ファンクが70年前後のエチオピアの音楽界に与えた衝撃は、このアルバムを聴けば如実に分かります。東と西の本当にユニークなこの接点にしびれます!」(ピーター・バラカン)
エチオピーク・シリーズ久々の新譜です! ここ数年の間に様々なジャンルのミュージシャンたちがエチオ・ポップに注目し始めていて、興味深いコラボレーションも数多く登場し始めています。例えばフランツ・フェルナンドなどは新作の録音中にエチオ・ポップを聞いていたと発売していたり、ジム・ジャームッシュ監督作品でカンヌ映画祭のグランプルを受賞した『ブロークン・フラワーズ』の挿入歌としても大いに話題になりました。そのミスター・エチオ・ジャズことムラトゥ・アスタツケはエクスペリメンタルなジャズ・ファンクを聴かせるヘリオセントリックとの共演盤、さらには彼自身の録音を集めた復刻盤も発売になりました。エチオ・ポップへの関心は高まるばかりです。
そして今回発売されるのが、元祖エチオ・ポップの編集盤。まさに真打ち登場です。今回の編集盤で何といっても話題を呼びそうなのが、そのムラトゥ・アスタツケが編曲などで関わった曲の数々でしょう。1曲目からまさにムラムラと来るような変態アレンジにやられます。
また彼がロンドンでカリプソ歌手のフランク・ホルダーをフィーチャーして録音した2曲は、スティール・ドラムが鳴り響くラテン&カリプソ・ナンバーで、もう凄すぎます。さらに当時アジス・アベバで演奏していたナイジェリアやケニヤのバンドに影響されたというジ・アシャンティーズのファンク・ナンバー(英語で歌っています!)にも驚かされます。その他にもアフロ・ビートを彷彿とさせるナンバーなど、まだまだエチオ・ポップは宝の山。シリーズのプロデューサー、フランシス・ファルセトは当時の録音を全て復刻しようとしているようです。これからもどんな曲が発掘されるのか?楽しみです。
1. セイフー・ヨハネス/メッチェ・デルシェ
2. セユーム・ゲブレイエス&アレム=ギルマ・バンド/ハメテニャウ
3. アヤレウ・メスフィン/レネ・アンチ・ビッチャ・ネシュ
4. アヤレウ・メスフィン/メネウ・ベケレベグン
5. ゲタチェウ・カッサ&ソウル・エコーズ・バンド/ベイ・レセナベテシュ
6. タムラット・モラー&ヴィーナス・バンド/エネ・イェウェデドクワット
7. ウブシェット・フィセハ&エクセプション・ファイヴ・バンド/セウ・エンダイホン・イェレム
8. アヤレウ・メスフィン/テレドジェウ・ネベール
9. アヤレウ・メスフィン/コンドー・レジュ・ナット
10. タムラット・モラー&ヴィーナス・バンド/ベル・アンバール・セベレレウォ
11. サムエル・ベレイ/レベネ・シェウェシェウ
12. セユーム・ゲブレイエス&アレム=ギルマ・バンド/ヤガレ・ジェニャ
13. セイフー・ヨハネス/イェケルモ・セウ
14. ウブシェット・フィセハ&エクセプション・ファイヴ・バンド/マリイエ・マルウェレラ
15. メネリック・ウェスナチェウ/チェレカ
16. アヤレウ・メスフィン/ヘデチュ・ガラ・ズラ
17. ムラトゥ・アスタツケ/アシヨ・ベレマ
18. ムラトゥ・アスタツケ/ネフシュ・ネシュ
19. ジ・アシャンティーズ/カム・オン・アンド・ドゥー・イット
20.ジ・アシャンティーズ/アイ・ワナ・ドゥー・マイ・シング