説明
フランスのディープ・サウスが今熱い。オクシタニア ケザコ?”シリーズ第6弾!
ワイスターはマルセイユのスーパーバンド、『オクシタニスタ』(オルターポップ ERPCD-5982)で話題を呼んでいるマッシリア・サウンド・システムの分家バンド。マッシリア・サウンド・システムには4人のMCがいるが、そのうちのガリー・グレウーとリュックス・ボテが中心になって作られたバンド。
ワイスターの「ワイ」とはマルセイユで使われる表現で、「混乱、騒乱、淫売宿など総じてアナーキーな状態のこと」を指すという。日本語の「猥」という文字をあてたくなる。
サウンド的にも本家マッシリアとはうってかわって、轟音ギターのイントロから始まるロックンロール・アルバムなのだ。ビースティーズ・ボーイズの曲もさりげなく取り入れたりしていて、マッシリアのサウンドを期待して聞くと腰を抜かすこと間違いなし!
とはいうももの、さりげなくオック民謡やフランスの暴動騒ぎの時に注う目を集めた内務大臣ニコラ・サルコジの声がサンプリングされていたりと、マッシリア直系のオック魂、物言う姿勢はさらに過激さを増している。
マルセイユ的ロックンロールを創造しようとする彼らの音楽を聞けば、熱い気持ちがこみ上げてくるはず。
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