説明
2001年に発売したアルバム『クーカ』が、5,000枚を超えるロングセラーを記録しているフランス・アコーディオン&ミュゼット界の伝説、ジャン・コルティが78歳にして発売する奇跡のセカンド・アルバム!
日本盤のみボーナス・トラック2曲(14曲目と15曲目)プラス!
1950年代にジャック・ブレルとの共作でかずかずの名曲を生み、90年代のミュゼット再発見のきっかけとなった『パリ・ミュゼット』の企画にも参加。世代を超えた尊敬を集めるアコーディオン奏者です。日本盤のみボーナストラック2曲収録。このアルバムの中でも、特に印象的な曲について向風三郎さんの解説をから転載しよう。
2曲目「ジャンゴのワルツ」ミュゼット・アコーディオニストのディディエ・ファーヴルとジャン・コルティと共作になるワルツ曲。マヌーシュ的旋律と、ジャンゴ的超絶テクの聞かせどころを持った刺激的なプレイです。
5曲目「枯葉」誰もが知っているシャンソンの古典中の古典「枯葉」を、クワルテットによるジャジー・ボサノヴァの洒脱なスタイルで。
6曲目「僕の伯父さん」ジャック・タチ(1908-1982)監督映画『僕の伯父さん』(1958)のテーマ曲を、レ・テット・レッドのメンバーと一緒に演奏。
7曲目「イタリア女」コルティの親友であったジョー・プリヴァ(1919-1996)とコルティの共作によるミュゼット・ワルツのスタンダード「イタリア女」、レ・テット・レッドの女流チェロ奏者アンヌ=ガエル・ビスケーとの二重奏で。これはこの曲の決定的ヴァージョンと呼びたい火花散るデュエットです。
11曲目「ラ・ジャヴァネーズ」セルジュ・ゲンズブールの代表曲のひとつ。ジャン・コルティ・クワルテットはその歌い手として、レ・テット・レッドのリーダー、クリスチアン・オリヴィエと、ヴィクトワール賞最優秀女性アーチストに輝いたオリヴィア・ルイーズをフィーチャー。
15曲目「ブルジョワたち」コルティが私たちのためにソロで録音してくれたものです。ジャック・ブレル作詞ジャン・コルティ作曲の代表曲のひとつ。コルティのアコーディオンは永遠の蛮歌青年のようでもあったブレルを懐かしむような、ブレル的ユーモアと茶目っ気が伝わって来るような演奏です。
1. リフレのロマンス
2. ジャンゴのワルツ
3. 俺の可愛いシャンソン
4. ジョーエ・カルトン
5. 枯葉
6. 僕の伯父さん
7. イタリア女
8. 変幻自在
9. ピカルディーのバラ
10. ジーノ
11. ラ・ジャヴァネーズ
12. スタンダール・ヴァルス
13. モンマルトル広場
14. 俺の可愛いシャンソン
15. ブルジョワたち