説明
このディープな哀切感はどこから生まれるのだろう。奄美大島・宇検村湯湾出身。ヒギャ節の重鎮として名を馳せる女性ウタシャ石原久子、待望の全国デビュー!
奄美島唄の女番長、本土デビュー!島唄の宝庫・奄美で30年前から男勝りの唄・三線を繰り広げ女番長”として君臨してきた伝説のウタシャ、石原久子がアルバム『しまきょらさ』で本土デビューを果たします。
昭和12年(1937)、奄美大島南部の宇検村生まれ。子供の頃から勝ち気の性格で、唄・三線もよくこなしたという。横浜赤十字病院に看護婦として13年勤務した後、昭和43年(1968)に奄美へ戻り、本格的に島唄に取り組む。女性が三線を持つのは珍しい時代、石原久子は自ら三線を弾き歌うことで奄美の女性ウタシャ達のリーダー的な存在となり””女番長””として信頼を受けた。
過去、奄美の地元レーベル=ニューグランドから2枚のLPとカセット1本を発表、しかし数年前にレーベルが消滅してすべて廃盤。またキング・レコードより発売されたコンピレーション『南海の音楽/奄美』で「朝別れ節」を歌って熱狂的なファンを獲得したこともあり、新作の吹き込みが待たれていた。落ち着いた三線のバチさばき、ドスのきいた歌いっぷりは、まさに””女番長””と呼ぶにふさわしい。”