説明
ジャンゴ・ラインハルトと同時代のニュー・オーリンズのスタイルでジャンゴの音楽を解釈するのは不思議とこれまでになかった試みのようです。 あまりの聴きやすさのため、エヴァン・クリストファのものすごいテクニークに気づくのにしばらくかかりますが、彼のクラリネットのトーンも素晴らしく、シドニー・ベシェーに代表されるクレオール・スタイルとジャンゴのジプシー・スウィングの相性は見事です。 —ピーター・バラカン
あのアーメット・アーティガン(アトランティック・レコード創設者)も認めた、当代随一のクラリネット奏者、エヴァン・クリストファーによるクレオール・スタイル・ジャズ! ジャンゴ・ラインハルトとシドニー・ベシェーの幸福な出会いがここにある…。
前作『ジャンゴ・ア・ラ・クレオール』(オルターポップ CPMCD-6366)でジャンゴ・ラインハルトの曲をニューオリンズならではのクレオール・スタイルで料理して、聴く人新鮮な驚きをに与えたエヴァンのクラリネット。今作ではさらにそのスタイルを突き進め、クレオール度200%の、そしてジャズという枠を飛び出したオリジナリティ溢れるスウィング・ミュージックを展開!
シドニー・ベシェーが1929年にヘイシャン・オーケストラと録音した曲をカヴァーした[1]やホーギー・カーマイケルの[3]、ルイ・アームストロングのヴァージョンで知られる[7]、デューク・エリントンの演奏で知られる[10]などから、エヴェン自身がジャンゴの曲からインスパイアされて作曲したオリジナル曲[4]など、クレオールなスウィングは素晴らしいの一言。そしてアルバムの最後もシドニー・ベシェエのナンバーで、彼がフランスに滞在中に作曲された[11]を、エヴァンはブラジルのショーロ風アレンジで演奏している。
<このアルバムは、2010年に発売された『エヴァン・クリストファーズ・ジャンゴ・ア・ラ・クレオール/フィネス』(CPMCD-5367)の廉価盤再発となります。>
1. トロピカル・ムーン
2. フィネス
3. リヴァーボート・シャッフル
4. ジャンゴ・ア・ラ・クレオール
5. ソリッド・オールド・マン
6. ソンジュ・ドートン
7. ジュビリー
8. クレオール・アイズ
9. フェリ
10. ムード・インディゴ
11. パサポルチ・アオ・パライーソ