説明
テナーサックス奏者、岡 淳(おか まこと)が新たに立ち上げた、ミュージシャンによるミュージシャンの為のレーベル、MOCK HILL RECORDSの第一弾アルバム。アルトサックス奏者、緑川英徳(みどりかわ ひでのり)の初リーダー作となる本作は、ゲストにベテラン中牟礼貞則氏(ギター)を迎えたカルテットによる、ストレートなジャズアルバム。
収録曲は表題曲をはじめ、スタンダード、ジャズ・ボサノバの名曲を全8曲。百戦錬磨の各人が、卓越した技術とセンスで、リラックスした中にも緊張感溢れるインタープレーを繰り広げる。
録音、ミックスはすべて岡 淳により、オープンリール・レコーダー2台を使用してアナログにこだわった音作りがなされた。
1. You Must Believe In Spring (MIchel Legrand)
2. Flamingo (Anderson Edmund)
3. Felicidade (Antonio Carlos Jobim)
4. Star-Crossed Lovers (Billy Strayhorn, Duke Ellington)
5. Cheryl (Charlie Parker)
6. What Are You Doing The Rest Of Your Life? (MIchel Legrand)
7. Berimbau (Baden Powell)
8. The Way You Look Tonight (Jerome Kern)
メンバー
緑川英徳Midorikawa Hidenori / Alto Sax
中牟礼貞則Nakamure Sadanori / Guitar
俵山昌之Tawarayama Masayuki / Bass
江藤良人Eto Yoshihito / Drums
Recorded at MOCKORY HILL STUDIO
2009.2.24
Recorded and Mixed by Oka Makoto
Produced by Oka Makoto
演奏者プロフィール
緑川 英徳(みどりかわ ひでのり)アルト・サックス
小学生の頃サム・テーラーのムード・テナーにしびれ、サックスを始める。中学生のとき耳にしたアート・ペッパーの影響からアルト・サックスに没頭するようになる。それ以後は、多くのアルト・プレイヤーを独学で研究し独自のスタイルを築いた。現在、音楽的柔軟性を買われ、サキソフォビア、池田芳夫Dadaバンド、守屋純子オーケストラなど、様々なフォーマットで活動中。また3年前から4冊の模範演奏CD付教則楽譜が続けて出版され好評を博している。
中牟礼貞則 (なかむれ さだのり)ギター
1933年鹿児島県生まれ。1952年以来、宮沢昭、渡辺貞夫、前田憲男、猪俣猛 他多くのグループに参加。磨き抜かれたハーモニーセンスと鋭い感性で独自のスタイルを持つ日本有数のギタリストで 全国に根強いファンも多い。 伝説の『銀巴里セッション』に参加されていた60年代初頭から40年以上に亘って活躍を続けている日本のジャズ・ギターの巨匠。若き日の渡辺香津美さんの師匠としても知られている。
江藤良人(えとう よしひと)ドラムス
1973年三重県鈴鹿市生まれ。10歳からドラムを始める。辛島文雄(p)トリオで本格的にプロ活動を開始。以後、益田幹夫(p)トリオ、日野皓正(tp)カルテット、渡辺貞夫(as)カルテット等に加入、同バンドにてMontreux Jazz Festival”(スイス)に出演した。他にLee konitz(as)、Roland Hanna(p)、Eddie Gomez(b)、大西順子(p)、綾戸智絵(vo)らとも共演。”