説明
コロンビア音楽の多彩な面白さを紹介する”コロンビア音楽連邦”シリーズ。ボーダレスなエレクトロ・ポップで話題となったマシルバに続く第2弾!太平洋岸の地域に色濃く残るアフロ文化を象徴するマリンバ・デ・チョンタ。「ジャングルのピアノ」と呼ばれるマリンバ・デ・チョンタが都会のコンクリート・ジャンルグに甦る。
このサウンドをどのように伝えたらいいのか。基本的にサルサに近い暑いものがありますが、それを支えるマリンバは常に涼しげに響き、曲によってはファンキなベースがあったり、フォルクローレを連想するフルートがあったり、初めて聴く時はちょっと不思議ですが、非常に聴きやすいし、聴いているうちに虜になりました。まだまだ新しい音楽が残っているものですね。(ピーター・バラカン)
ラ・レブエルタの物語は、ロックとドラムスを愛する青年フアン・ダビッド・カスターニョが、2001年にグルーポ・ナイディと言うグループのコンサートで、ジャングルのピアノと呼ばれるマリンバ・デ・チョンタに出会ったことから始まる。
コロンビアの太平洋岸のアフロ文化が色濃く残る地域の伝統音楽に欠かせないマリンバ・デ・チョンタの魔力に魅入られてしまった彼は、2004年に首都ボゴタで、クルラオ、ブンデ、フーガといった太平洋岸の伝統的リズムとヒップ・ホップ、ジャズなど都会の音楽を結びつけようとラ・レブエルタを結成。
マリンバ・デ・チョンタを核に、エレキ・ギター、ベースなども加え、ボゴタでしか創り出すことの出来ないオリジナルなサウンドは、アイリンとベロニカという個性的な二人の女性歌手の魅力はもちろんのこと、「ラ・レブエルタはボゴタにおける太平洋岸音楽のミーティング・ポイントのようなものなんだ」というフアンの言葉通り強烈なインパクトを残す。マリバンデ・チョンタは、コロンビアのカリに移住したイギリス人プロデューサー、クァンティックも注目しているそう。
ラ・レベエルタはパーカッション奏者のフアン・ダビッド・カスターニョ(36歳)を中心に2004年ボゴタで結成される。ジャングルのピアノと呼ばれる、太平洋岸地域で演奏されるマリンバ・デ・チョンタをサウンドの核に、様々な地域のミュージシャンが集まり、エレキ・ギター、ベースなどの電気楽器も加わった、マルチカルチャリズム(多文化主義)かつハイブリッドなグループ。2007年にデビュー作“Agua”を発売。多くのメディアから高い評価を受ける。2010年には初のヨーロッパツアーも敢行。2ndアルバム『マリンバ・ウルバーナ』を発売。
1. ピニャール橋
2. アラチョ蟹
3. ママのマリンバ
4. ママ
5. マンドラゴーラ
6. サラ金
7. マエズィーニャ
8. トリック
9. グラシエラ