説明
カリブ海に浮かぶ“風の島=グァドループ”のベーシスト、待望のソロ・アルバム。縁の下の力持ちとして、ジャンルを超えて 数多くのアルバムに参加。その数なんと400枚以上!
島の伝統音楽を、極上のクレオール(ハイブリッド)音楽に仕立て上げた彼の腕前は、まさに超一流!豪華ゲストも話題。マラヴォワ好きな人には絶対のお薦め、この夏の一押しです!
ティエリー(1964年生まれ)が生まれたファンファン家は、グァドループのみならず、フレンチ・カリビアン・ミュージックを代表する音楽一家としてその名を知らない人はいないといっても過言ではありません。お爺さんのロジェ・ファファンは、ヴァイオリン奏者として1930年代からアクレサンドル・ステリオらとともにビギンという音楽を演奏した偉大なミュージシャンの一人でした。
お父さんのギュイはもちろん、叔父さん達もみなミュージシャンという環境で育ったティエリーは14歳の時にベースの練習を始め、80年代後半には本格的な音楽活動と平行して、クラシック音楽やウッドベースなども学びました。そして作曲、プロデュース、編曲はもちろんのこと、ギターやパーカッション、そして歌もこなす正真正銘のマルチ・アーティストとして高い評価を集めることになります。それがジャンルを超えて400枚以上ものアルバムに参加するという結果になって表れています。
2005年に初のソロ・アルバムとなる”Intimes”を発表。そして今年2枚目のソロ・アルバム『シメ・ランムー』を発表します。ジャンベル、トゥンベレ、ビギン・ワバップ、タクタなどグァドループの様々なリズムが練り込まれ、ラテン音楽のスウィング感、クレオール音楽の洗練さ、そしてベーシストならではのグルーヴ感が溶け合った極上のカリビアン・ミュージックとなっています。
<豪華ゲスト陣にも注目です!>
・ラルフ・タマール(ヴォーカル)
言わずと知れたマラヴォワのリード歌手にしてフレンチ・カリブを代表する人気歌手。
・トニー・シャスール(ヴォーカル)
マルチニックの若大将。今、まさにのりにのっているアーティスト。サキヨのメンバーとして来日経験も。
・デデ・サン=プリ(ヴォーカル、フルート)
マルチニックの偉大なミュージシャン。伝統音楽や民俗音楽を取り入れた独自のスタイルは欧米でも高く評価されている。
・リンレイ・マルト(ベース)
モーリシャス出身でザヴィヌル・シンジケート、そしてマリオ・カノンジュのバンド・メンバーとしても来日。
その比類なきテクニックに信奉者も多い。
(その他にも多数ゲストが参加!彼への信頼度がここからも伺えます)
曲目
01. 大天使たち
02. チ・ブリック
03. レコルス
04. シメ・ランムー
05. クレヨル
06. ラ・セヴ・ムウェン
07. クレオール・ブルーズ
08. ヴ・エ・ムウェン
09. ヴァレ・アン・ヌ
10. ピエス・ダンドゥ
11. アン・ジュール・ドゥ・プリュ
12. マイ・モーニング・グローリー