説明
聴け、今のエストニアを!
2018年。エストニア独立100年の記念年に、ヨーロッパ全域に大きな影響を与えている3組のアーティスト、トゥーリキ・バートシク、マリ・カルクン、トラッド・アタック! の来日が決定。
北海道・長野・東京・愛知・三重・兵庫・島根・大分・沖縄で 全国公演を行う。
マリ・カルクンは南エストニアにルーツを持つアーティスト。
エストニアの自然や詩、そして伝統音楽にインスパイアされた彼女の曲は、流れるようなエストニア語や南エストニアのヴォル語の響きと、エストニアの伝統弦楽器カンネルの音色とで、つづれ織りのように広がる。
風が枝を渡る音、木々にこだまする鳥の鳴き声…。生きている森の音が溶け込んだかのような、魔法の音楽。
エストニアの首都タリンは「魔女の宅急便」のモデルの一つにもなった古都。またエストニアはSkypeを開発した国であり、先進のIT技術で知られる一方、エストニア南部には豊かな自然や、独特の伝統文化が残り、エストニア人は日本人と同じように、自然へのリスペクトを忘れないという。
“カルクンの歌は、物事の中心にあります。 喜びと悲しみが順番に、しかし、常に落ち着いていてメロディアスで、詩的です。それは翻訳なしでも聴けば明らかです。 まるで魔法のような創造です。” (Neil Spencer • The Guardian)
”「世界の森の中で」は、祖先からの時代を超えた質を持っていて、それを模倣することは難しく、複製することはまったく不可能です。 フォークの伝統と革新的なソングライティングを組み合わせたMari Kalkunは、今日最も進んだフォークアーティストの一人です。” (Tallinn Music Week • beehype)
“「世界の森の中で」は素晴らしい、心からのアルバムです。 彼女の魔法にかけられるのに、言語は関係ありません。” (Kieron Tyler • TheArtsDesk )
■日本語解説&歌詞対訳付き
■曲目
1. Keelega-meelega 言葉と心で
2. Ngadei! ンガデイ!
3. Süda tuksub 鼓動
4. Mõtsavele mäng 森の兄弟の遊び
5. Linnaitk 町の嘆き
6. Laul kahele ふたりの歌
7. Sula 雪解け
8. Ööliblikas 蛾
9. Läbi katsa kalamere 七つの海を越えて
10. Tummõhit tsyyrõ くま
11. Lumeuni 雪の眠り
12. Linda, Linda! 飛んで、リンダ!
【マリ・カルクン Mari Kalkun】
マリ・カルクンは南エストニアにルーツにを持つミュージシャン、歌手、作曲家。 彼女の曲の多くは、エストニアの自然や詩、そして伝統音楽にインスパイアされたオリジナル作品です。歌詞の多くは地元の詩人によって書かれており、田舎の生活、森林、自然の景色を感じさせます。
流れるようなエストニア語やヴォル語(方言)の響きは、彼女の音楽の中で伝統的歌唱法や民話と絡み合い、瞑想的な雰囲気を作り出します。
彼女は、エストニアの伝統楽器であるカンネルの他、ピアノ、アコーディオン、ギターを演奏し、時にはバグパイプ、ホイッスル、その他様々な楽器も実験的に使用することもある。
エストニアでファーストソロアルバム「ÜÜ TULÕK」( “Arrival of the Night”、レコードレーベルÕunaviks 2007)が、評論家とオーディエンスから注目を集め、それ以来、フランス、ハンガリー、イングランド、スコットランド、ドイツ、フィンラン ド、ロシア、アルメニア、日本でコンサーを行ってきました。
また2014年にはエストニアの大統領トーマス・ヘンドリックと一緒にリトアニアも訪問。マリ・カルクンはエストニア音楽院の伝統歌学科で修士号を習得し、また 在学中、彼女は交換留学生として フィンランドのヘルシンキにあるシベリウス学院へ行き、タリンとヘルシンキ両方で、修士課程コンサートも行いました。 彼女は最優秀シンガーとして、Estonian Ethno Music Award 2013も受賞しています。
2018年には、3枚目のソロ・アルバムとなる『ILMAMÕTSAN 森の世界の中で』が日本で発売され、10月に来日ツアーを予定しています。