説明
これは西洋でも東洋でもない。
国や我を捨てた、すべての根源にある、音と、演奏。
大友良英との共作などでも知られる歌手さがゆきと、ベルリン在住のトルコ人チェリストであるアニル・エラスランとの初来日ツアー時のライブを収めたアルバム『Shadows』完成!
さがゆきは10代からジャズシンガーとして大小のステージに出演、その自在な感性と歌声を「上を向いて歩こう」で知られる作曲家・中村八大さんに認められ、専属シンガーとして活躍。言葉のない「声」を楽器として完全即興を歌う稀有なアーティストとしても国際的に知られ、フランスの「Jazz in Japan6」、オランダの「メシアン記念音楽祭」などに招待されています。
アニル・エラスランは1981年トルコ生まれ。フランスのストラスブール国立音楽院で学んだチェリスト、コンポーザー、写真家。クラシック、現代音楽、ジャズ、即興音楽と世界各地で多様なアーティストとコラボレーションを重ね各地で注目されています。
2017年に二人はベルリンで共演しておりその時の反響がきっかけとなり、2018年に初来日ツアーが敢行され本作がライヴレコーディングされました。
基本的にインプロヴィゼーションでありながら、全体として組曲のように一つの流れとなっており、
静かに熱を帯びた2人の演奏を堪能できます。
■収録曲:
1. Rapid eye
2. Tell me
3. Seaweed talk
4. Water wheel
5. Take off
6. To the sky
■演奏:さがゆき(vocal,voice,guitar) Anil Eraslan(cello)
■プロフィール:
Anil Eraslan(アニル・エラスラン)
チェリスト、コンポ―ザー、写真家。クラシック、現代音楽、ジャズ、即興音楽を主に演奏。トルコ南西部の都市、ブルドゥルに1981年生まれる。その後フランスに移り、strasbourg conserystory(ストラスブール国立音楽院)で学んだ後著名なアーティストとのコラボレーションを重ねる。数々の賞を受賞。現在は世界中からのオファーを受け、パリ、ストラスブール、ベルリン、イスタンブールを拠点に多忙な音楽活動をしている。
Hosek Contemporary(ベルリン)でのさがゆきとの共演の反響がきっかけとなり、今回、初来日の運びとなる。
Yuki Saga (さが ゆき)
東京出身。5才にして歌手になることを決意。十代からジャズシンガーとして大小のステージに出演し、その自在な感性と歌声を中村八大氏に認められ「現代の巫女」と呼ばれる。一方、言葉を伴わない「声」を楽器とした幻想的な完全即興を歌う稀有なアーティストとして国際的にも知られフランス「Jazz in JapanⅥ」、オランダ「メシアン記念音楽祭」、「Northnetheland Jazz Festival」インド「Jazzヤトラー音楽祭」、韓国「光州アートフェスティバル」「全州ソリフェスティバル」などにも招待された。ジャズは1910年代から現代まで、そしてあらゆる時代の人気音楽を掌中に収める。2009年には高橋悠治作曲「眼の夢」初演を行う等、様々な現代のアート先端にも自在に出入りしている。