説明
ピーター・ブルック国際劇団音楽監督として世界を舞台に活躍してきた土取利行とピエール・ブーレーズにより創設された現代音楽の最高峰、アンサンブル・アンテルコンタンポランのトップチェリスト、エリック・マリア・クチュリエが繰り広げた時空を超えた即興音楽の宇宙。
ライブコンサート録音 2024年4月17日 京都コンンサートホール
録音者:庵谷文博
プロデュース:大鹿白水
ジャケットデザイン:小倉佐知子
企画制作:立光学舎
曲目 improvisation 1 ~9.
演奏
土取利行(サヌカイト) エリック・マリア・クチュリエ(チェロ)
【土取利行】
アヴァンギャルドジャズパーカッショニストとしてキャリアをスタートし、近藤等則、高木元輝、阿部薫、坂本龍一、梅津和時らと共演。デレク・ベイリー、スティーヴ・レイシー、ミルフォード・グレイブスらとも共演。1976年よりピーター・ブルック劇団で演奏者、音楽監督として長年活動。最大のプロジェクトは「マハーバーラタ」。1981年、三味線奏者の桃山晴衣と出会い、桃山と1987年に活動拠点として郡上八幡に立光学舎を設立。土取はフランスでの旧石器時代の音楽も含めた日本の先史時代の音楽を研究。現在は、添田唖蝉坊を中心に、明治・大正時代の演歌を研究している。
【エリック・マリア・クチュリエ】
チェロの名手、エリック=マリア・クチュリエの多才は、タルヴェーク・トリオ、マウリシオ・ポリーニ、マルタ・アルゲリッチ、ジュリアナ・シュタインバッハ、あるいはピエール・ブーレーズとのアンサンブル・アンテルコンタンポランなどとの国際舞台での定期的な演奏活動にあらわれている。また彼は日本でも東京オペラシティ、サントリーホール、京都コンサートホールなど、ソリストとして演奏している。とりわけ即興音楽のインスピレーションは、ショスタコーヴィチ、ロビン、シューマン、バッハなどの作曲家との経験から生まれている。彼は、プレイグテイルなどのビデオゲーム音楽でオリヴィエ・デリヴィエールともコラボレーションしている。