説明
孤独な旅 ―真夜中の歌― 発表に寄せて
この演奏は、アケタの店45周年記念の最終日、一番最後の夜中のものです。
この日はハードな一日でした。朝からオカリナオーケストラのリハーサルと、午後からの本番という務めを果たした私は、いったん家に帰り、小一時間ほど身体を休めてから再び電車に乗り、アケタの店夜中の部へ。ところが予期せぬ出来事が待っていて、共演者の安東君愛用のウッドベースが旅先で壊れ、代わりに持ってきたのが、エレキベース?!このエレキベースが、この日の演奏に大きく影響することになったのです。何しろ普段はウッドベースを弾いている訳で、安東君曰く、「人前でこのエレベで演奏したのは、今まで3回くらいです」とのこと。一瞬、ウッドではなく残念に思ったけれど、気を取り直して、急遽エレベに合う曲を考え、静かに演奏が始まったのでした。でも、演奏が進むにつれ、どんどん二人の音が響き合い、3曲目のEtudeを弾いているころには、言いようのない幸せな気持ちに包まれました。そんな状況の中から生まれたのが本アルバムです。(小太刀のばら)
■収録曲
小太刀のばら piano
安東昇 electric bass
■収録曲
01 Body and Soul
02 I Should Care
03 Etude
04 What Is This Thing Called Love?
05 Tempo Feliz