説明
河内音頭界の数少ないプロ音頭取りである山中一平のニューアルバムは、スタジオ収録の短編集と秘蔵音源集!
山中一平の原点ともいえる18歳の時に録音した「河内十人斬り」や「王将」「雷電」の枕といった短編河内音頭を、今回新録音。そして1995年日本クラウンからリリースされた名盤「Banana DE EEYAN VOL.2」に収録された山中一平&オンドリャーズ名義のダークな「河内十人斬り」や、2005年大阪・服部緑地で開催された野外ライヴで河内オンドリャーズとともに演奏された「ざんざ大阪」「河内音頭神崎東下り」などのプライベート録音と、30年間の山中一平の軌跡を追う河内音頭集が完成。
■収録曲
(1)河内音頭王将~枕
(2)河内音頭河内十人斬り
(3)河内音頭雷電~枕
(4)河内音頭浪花慕情
(5)河内音頭河内十人斬り(1995年 日本クラウン「Banana DE EEYAN VOL.2 」より
(6) ざんざ大阪 (春一番2005・ライヴ録音)
(7) 恨五百年 (春一番2005・ライヴ録音)
(8)河内音頭神崎東下り(春一番 2005・ライヴ録音)
■山中一平プロフィール
数少ないプロの河内音頭取り(唄い手)。音域が広く抑揚のあるノドと独特の節回しで、聴衆を自然と踊らせる。代表曲「神崎与五郎東下り箱根の茶屋」「あべのぼる一代記不常識」「王将若き日の坂田三吉物語」「河内十人斬り」など。 1 8 歳で河内音頭のレコーディングを行い、その後松竹芸能にスカウトされ、劇場や舞台で活躍した。このときに録音された河内音頭4曲は、ライセンス・演奏者不明の河内音頭として、廉価盤などに収録され、 100 円ショップなど全国で販売されており、この河内音頭を手本にしたアマチュア音頭取りは、大阪に多数いる。
現在は、三味線の名手虹友美と赤江真理子(太鼓)とともに、ライヴを行う一方、ロックバンド「河内オンドリャーズ」も主宰している。また、 2 0 15 年から、東京錦糸町のよみうりカルチャー錦糸町で音楽講座「河内音頭を唄おう」を開催し、これまでに 4 0 人近くの 生徒を指導してきた。教え子には、浪曲師の瑞姫(たまき)などがいる。日本最大の河内音頭イベントである「すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り」にも出演。また、大阪市内や大阪府下の盆踊りなどでも活躍する。