説明
月並みな発想かも知れませんが、
もしジミ・ヘンドリックスがあの世から90年代のマリに降りてきたら、
このような音が聞こえてくるかも知れません。
想像するだけでちょっとわくわくしますね。
─ ピーター・バラカン
★アフリカのジミヘンという異名を取ったマリのギタリスト、ロビ・トラオレ全盛期の地元ライヴ音源が奇跡の復刻。まるでジミヘン+スライ&ロビーのように音がウネる!
★西アフリカの音楽大国マリの中でも、超個性的なギタリスト&ミュージシャンとして知られていたロビ・トラオレ(1961-2010)全盛期1995年のライヴ!!
★それも録音場所はロビが当時にホームグラウンドにしていた、マリの首都バマコのバー、ボゾでのライヴというのだから驚く。様々なエフェクターを駆使した彼のフリーなエレクトリック・ギターのスタイルはまるでジミ・ヘンドリクスのよう。
★さらに注目して欲しいのはバンドの凄さ。特にベースとドラムスの絶妙のコンビネーションは、さながらバマコのスライ&ロビー?!
★アフリカのアーティストの全盛期のライヴ、それも現地(地元)録音でこれだけのクォリティーというのはなかなか珍しい。地元ファンの歓声や反応も知ることが出来る、貴重かつ奇跡的な復刻盤。
★日本語解説はまさにこの録音当時のバー、ボゾに何回も通って、生でこのロビのライヴを実際に体験している各務美紀さんが執筆。歌詞大意も付いて、ロビの世界観をより知ることが出来ます。
■曲目:
01. ニ・ドゥグラ・モゴ・ミ・コ 追いかける人を見分けろ
02. バナニ
03. ドゥヌヤ この世界
04. シギ・ニョンゴン・ソン・フォ 近所付き合い
05. ネ・ケレ・カヌバ 私の愛する人
06. ディビ 暗闇
07. バマク・ンティチ
[Lobi Traoré ロビ・トラオレ](1961 – 2010)
マリの首都バマコの北東の都市セグー近くの村バカリジャンナで生まれる。日本の民謡に似た音階の伝統音楽で知られるバンバラ人の彼は、10代半ばから本格的に音楽活動を始め、その後当時バンバラを代表するバンドの一つだった、故ザニ・ジャバテ率いるジャタ・バンドに参加。1991年に初ソロ・アルバム”Bambara Blues”を欧米で発売。94年のセカンド・アルバム”Bamako”はロビの尊敬する先輩でもあった故アリ・ファルカ・トゥーレがプロデユース。他の誰も真似が出来ない、伝統的要素に根ざしつつも、自由でオリジナルなスタイルはミステリアスな雰囲気さえ感じさせ、欧米でも高く評価された。フランス人ブルース・ハープ奏者との共演盤や、アコースティック・ギターによる録音なども残されている。