説明
★2012年に来日、フジロックにも出演。オレンジコートを砂埃舞うダンス会場にしてしまった、インド洋の黒いグルーヴが帰ってきた! ”原始的なファンク”が渦巻く記念作!
★インド洋に浮かぶ”世界遺産の島”レユニオンのアイデンティティとも言えるマロヤ音楽は、アフリカ〜アラブ〜インドなど、この島に連れてこられた人々の出会いから生まれた、祖先とコンタクトするための儀礼の音楽であり、ブルーズであり、ダンス音楽として、人々の生活の中に息づいている…。
★5枚目となる『ミレ・セク・ミレ』(俺は俺といった意味)は、前作『マロヤ・パワー』(オルターポップ AFPCD-35330)に引きつづきパンク・ミュゼット・グループのアコーディオン奏者FIXIがプロデュースを手掛けている。彼ら最大の魅力である、マロヤのアクースティックでハードなアンサンブルをベースに、オリヴィエを中心とした、力強くそして大地から沸き上がるような歌声が、とにかく素晴らしい!
★フェラ・クティにシンパシーを感じているオリヴィエらしく、今回もアフロ・ビートのリズムを強調した曲などもあるが、キーボードを初めとする電子楽器やFIXIのアコーディオンなども積極的に取り入れ、原始X電子グルーヴに挑戦している点も見逃せない。アルバム・タイトル曲「ミレ・セク・ミレ」はオリジナル・ヴァージョンの他に、ボーナス・トラックにルーツ・ヴァージョンも収録されいているので、聞き比べるのも面白い。
★カヤンブ、ルーレー、ボブ、マルバールなど、マロヤになくてはならない様々なパーカッションから生み出される、彼らのアクースティックなグルーヴとオリヴィエのソウルフルでポジティヴな歌声は圧倒的な存在感を持っている。
★話題になりそうな曲は沢山があるが、中でも「Pourquoi Pas ?」⑫ではサックス奏者も加わって、まるでジャズ・ファンクのような演奏が展開される。
★ボーナス・トラックとして収録されている4曲の内、⑭⑮は恐らくオリヴィエの家の庭で録音されたと思われるが、演奏が徐々に盛り上がり、まるでトランス状態のようになっていく。凄い!
■曲目:
1. Intro
2. San Palto
3. Voilà
4. Moral De Listwar ?
5. Cimendef
6. Tany Be
7. Fomba Gasy
8. La Kaz Zaza
9. Milé Sèk Milé
10. Doulvédé
11. Maloya Man
12. Pourquoi Pas ?
13. Vel Has
14. La Kazamwin (bonus track)
15. Rano (bonus track)
16. Milé Sèk Milé ROOTS (bonus track)
17. Faisson (bonus track)
【LINDIGO ランディゴ】
ランディゴは1999年にオリヴィエとロリアンによって結成された。グループ名は薬草の名前に由来している。レユニオンでは食欲増進に使われたり、また二日酔いにも効くとされていて、音楽をリフレッシュするという意味も込められているという。彼らはレユニオンの伝統音楽であるマロヤを、現代感覚でアップデートしながら、最強のアクースティック・グルーヴを手にした。オリヴィエのルーツの一つでもあるマダガスカルはもちろんのこと、西アフリカ
の民俗楽器まで取り入れてたオリジナルなスタイルは、低音系パーカッションが鳴り響くポリリズミックなリズムに、多彩な民俗楽器の音色、コール&レスポンスを繰り返しながら高揚していくヴォーカル、そしてそれらを見事なパフォーマンスでまとめ上げるオリヴィエのカリスマ性に圧倒される。ランディゴは今レユニオンのマロヤのバンドの中でも、最も勢いがあり、若い世代からも支持を集めている。