説明
マニア垂涎!フレンチ・カリブ音楽の宝物ともいえるアルバムが、遂に復刻。1973年に録音された、たまらなくスウィングするビギンにマズルカ。トロピカル音楽ファン必聴です!!
★1960〜70年代に貴重な録音を数多く行ったDisque Célini音源復刻 シリーズ最新作。これを聞かずにフレンチ・カリブ音楽は語れない!
■グァドループのレーベルであるDisque Céliniは、1960〜70年代にグァドループやマルチニックのアーティスト達の録音を数多く行い、それらは今では貴重な音楽財産として高く評価されている。それらの音源の一部はフランスのFrémeaux & Associésから復刻されている。今までにもマラヴォワの処女録音集の『マラヴォワ誕生』、1960年代後半に録音された野趣溢れるビギン集『黄金のビギン』、そしてマルチニックの伝統音楽の素晴らしさが詰まった1970年代の録音集『グループ・フォルクロリック・マルチニケ』(いずれもオルターポップから)が復刻されている。
■今回は1973年に録音された2枚のアルバム”HOMMAGE À STELLIO”と”À LA FOIRE DE BASSE-TERRE”のカップリングで、どちらのアナログ盤も中古市場では高値をよんでいた、まさに幻のアルバムの復刻。
■高値をよんでいた理由としては、アナログ盤そのものが珍しいという事もあるが、録音に関わったミュージシャンたちがいずれも重要アーティストばかりだったうえに、シンプルなアンサンブルで楽器の音色を際立たせ、ビギンやマズルカの魅力を最大限に引き出すことに成功している点にある。
■①〜⑩はピアノのアラン=ジャン・マリー Alain Jean-Marie のトリオをバックに、アル・リルヴァ Al Lirvat のトロンボーン、そしてロベール・マヴーンズィ Robert Mavonzy とモーリス・ノワラン Maurice Noiran のクラリネットという編成で、ビギンの王様であるアレクサンドル・ステリオに捧げられていて、クラリネットとトロンボーンの音色が絶妙のブレンド具合を見せ、香り高いビギンが楽しめる。
■⑪〜㉑は同じくピアノのアラン・ジャン=マリーのトリオをバックに、ジェラール・ラ・ヴィニィ Gérard La Viny のギターとロジェ・コラ Roger Collat のヴァイオリンが、素晴らしくスウィングするアンサンブルを披露。日本では知られていないが、ギターのジェラールはギターの達人としても有名で、ここで聴けるビギンは、まさに粋そのもの。マラヴォワ・ファンも必聴です!
■曲目:
1. PLEUREZ PLEUREZ CHABIN
2. À L’OMBRE DES PALMIERS
3. QUAND MÊME
4. SERPENT MAIGRE
5. VLOPPEZ MOIN DOUDOU
6. LA PEAU FROMAGE
7. MOIN DESCENN’ SAINT-PIERRE
8. LAETITIA
9. BA MOIN ON TI BO
10. LA RI ZABYMES
11. CÉ SAINT-CLAUDE
12. BOUGO
13. BON DIEU BON
14. CRAPAUD
15. PAPA PAPA
16. SUCRE
17. LOLITA
18. BATEAU LA PRESSÉ
19. CÉ LA FOIRE À BASSE-TERRE
20. BA MOIN ON TI BO
21. CÉ SAINT-CLAUDE