説明
2000年代初頭、微弱音と無音の多用や拡張奏法などを特徴とする即興音楽が世界的な広がりを見せ、
ベルリン、ロンドンと並んで東京も中心地のひとつとして、「音響派」という名前とともに大きな話題を提供していた。
当時、音響派に属すると目されていた代表的な演奏家には、杉本拓、SachikoM、大友良英、中村としまるがいたが、
ヴォイス・パフォーマーの吉田アミもそのひとり。
喉をきつく締め、無理矢理絞り出すように発する高音ヴォイスで構成した演奏は圧倒的な存在感を持ち、それは世界の即興音楽シーンを驚嘆させた。
『虎鶇』は、「音響派」と共に吉田アミの名前が世界的なものとなっていた2003年にImprovised Music from Japan
レーベルよりリリース。
久しく品切れだったが、オリジナルの見開き4面極厚紙ジャケットを簡易な2面紙ジャケットに変えて
Hitorriより再発となった。吉田の生の声によるトラックと、コンピュータで声に加工を施したトラック、ほとんどが1分以下の全99トラックを収録。2000年代の名盤がここに復活!!
99 トラック
収録時間:67分56秒