説明
琉球弧の中でも最もディープなシマ唄が歌い継がれている奄美大島。とりわけ北部の笠利(カサン)地方はシマ(集落/共同体)ごとに異なる唄や踊りが数多く伝えられており、習俗や音楽性はミステリーに満ちています。
その笠利地方で生まれ育った2人の歌い手、吉原まりかと中村瑞樹によるシマ唄ユニット=マリカミズキ、初のフル・アルバムの登場です。今回はシマ唄を印象づける三線をほとんど使用せず、ギター、ピアノ、ヴァイオリン、チューバなどによる”ルーツを意識した”アンサンブルでヴォーカルを際立たせ、シマ唄が本来的に持つスピリチュアルな味わいを全面に打ち出しました。
ゲストにはピエール・バルーの奄美ツアーで出会って意気投合したバルー氏の愛娘、まやバルー、気鋭の室内楽系ヴァイオリン奏者として活動するあずまけいこ、クラシックから中南米まで幅広くこなす実力派チューバ奏者・大澤健一が参加。
1. あさばな
2. しゅんかね
3. 徳之島節
4. 芦花部一番
5. 糸繰り節
6. 行きゅんにゃ加那
7. やんごらぬいぶ
8. 曲りょ高頂
9. 糸繰り節
10. でんなご
11. 請くま慢女
12. 長雲節
13. あさばな