説明
★ピアソラ没後25年に甦る、齋藤徹・小松亮太の双頭ユニットによるピアソラ作品集。
【制作ノートから】
1997年夏、80年代から事あるごとにピアソラの音楽を演奏し続け、コントラバス奏者として「ピアソラのグループに入るのだ! 」と本気で考えていた齋藤徹がバンドネオン奏者・小松亮太からのオファーを受けて小松亮太率いるタンゴ9重奏団に参加した。
そのセッションで齋藤徹は、日本のタンギズムを血肉化していく小松亮太と自分との間に隔たりがあることを強く感じる。齋藤徹にとってのタンゴは、ピアソラ、プグリエーゼという個人名に限定された関係性のみで成り立っていた。小松亮太とはタンゴに対する情熱の質が根本的に違っていた。このことがあって齋藤徹はピアソラから手を引くことを決意する。
そんな折、大阪の野口芳彦氏(特定非営利活動法人・京阪ジャズ協会代表)からピアソラを演奏するグループで来てくれないかとリクエストがあった。齋藤徹は断るつもりでいたが、小松亮太を入れたグループなら何かできるかもしれないと直感、1カ月だけの期間限定でピアソラ“中退記念のツアーを敢行した。
■収録曲
1. ビジュージャ
2. 三人のためのミロンガ
3. コントラバヒシモ
4. 天使の死
5. ラ・ムーファ
6. ルナ
7. ラ・カモーラ
8. イマヘネス676