説明
ロサンジェルスの重鎮ヘンリー“スキッパー”フランクリンをリーダーとするこのアルバムでは、エルビン・ジョーンズ作のタイトル曲を始めとして、全ての楽曲にみる完璧なソロと、始めから終わりまで尽きる事のないエネルギーから、彼のスピリッツを受け取る事だろう。
エルビン・ジョーンズの“3 Card Molly”にみるバンドの高いエネルギー、ヘンリー・フランクリンの美しいワルツ”3 for CB”、マッコイ・タイナーのバラード“Search For Peace”、マーク・ワゴナーの”Kamau”他、素晴らしいHenry ・Franklinの世界がここにある。
メンバー:
Henry Franklin-Upright Bass
Mark Waggoner-Guitar
Steve Katsuyama-Piano
Tony Austin-Drums
1. One For Leroy
2. 3Card Molly
3. Paris Eyes
4. Sister Cheryl
5. Chaiki
6. 3For C.B.
7. Pensativa
8. Serch For Peace
9. Kamau
このプロジェクトを通じて、4人のひたむきなジャズ・ミュージシャンがこのCDを共同で製作した。このうち、ベーシストのヘンリー”スキッパー”フランクリンとギタリストのマーク・ワゴナーは、レコーディングと、このプロジェクトを実り多いものにするため、誰がリーダーになるかについて議論している時、ある契約に随って上海にいた。
カリフォルニア「ホテル・イン・リバーサイド」の「ミッション・イン」で、週に5日もヘンリーのデュオパートナーを務めるピアニストのスティーヴ・カツヤマは、このプロジェクトに参加することに非常に熱心だった。最後に、カルテットの4人目、ドラマーのトニー・オースティンが参加することに、誰も異論がなかった。
トニーはヘンリーのセクステットのドラマーとして既に5年間に亘ってプレイしており、完璧なドラマーに成長していた。 彼は偉大な故ビリー・ヒギンズの弟子である。マークは最高のギタリストの一人であり、このCDは彼にふさわしい褒賞になるだろう。他のプレーヤーと違って、マークは小細工なしに真正面からプレイしている。
日本で伝説的人物であるスティーヴは、アメリカに20年間居住し、今やLAエリアのジャズ・ミュージシャンの実力者グループの一員に成長している。
ヘンリー”スキッパー”は80を超えるCDやアルバムに参加し、彼の実績は一際光芒を放ち続けている。
偉大なベーシスト故リロイ・ヴィネガーに捧げられた、1曲目の”One For Leroy”は、陽気なメロディーとともに、彼の力強いベースラインを想い起させる曲になっている。
エルヴィン・ジョーンズの“3 Card Molly”には、始まりから終わりまで、バンドの高いエネルギーが満ちている。
ヘンリーの親友ラリー・ヤング(別名カリド・ヤサン)の“Paris Eyes”は彼に捧げられた曲で、ブリッジの間の二つの小節が聴きどころである。
4曲目、トニー・ウィリアムスの“Sister Cheryl”は、聴く者の心に深く響く、印象的なメロディーを備えた曲である。
スティーヴ”アキオ”カツヤマの“Chiaki”は、スティーヴの奏でるメロディーにマークがユニゾンで加わる。
ヘンリー作のワルツ“3 for C.B.”は素晴らしい人物のための美しい曲だ。
他のアーチストにも度々採り上げられているクレア・フィッシャー作の“Pensative”は、演奏も素晴しく、いずれジャズ・スタンダードになるだろう。
8曲目マッコイ・ターナーの静かなバラード” Search for Peace”は、正にタイトルに思いを致させる仕上がりになっている。
マーク作の“Kamau”はアップテンポで、彼の親友で偉大なドラマー、エリック” Kamau”グラヴァットのために書かれた曲である。
いずれの楽曲のソロは完璧で、エネルギーは、始めから終わりまできわめて高い。