説明
<歌え! ヴァイキング! 海の歌を!> 荒海を舟歌で乗り越えていった彼らは、真のロックンローラーだった。
★古き良き時代の船乗り達によって歌い継がれてきた、7つの海の歌と「ソーラン節」を、ア・カペラで、また様々な楽器を伴奏に、パワフルに、そしてソウルフルに、時に観客と一緒になって歌いあげる。
※タイトルの「ネルソンの血の雫」は、1805年のトラファルガーの海戦からきている。伝説によると、ネルソン提督の遺骸はラム酒の樽の中に漬けて保存されたが、そのラム酒を水兵達が飲み干してしまったと言われている。このことから「ネルソンの血」は、ラム酒やグロッグ(水で割ったラム酒)を指すスラングにもなっている。このアルバムは、海賊や売春婦、薄黒いラム酒といった水兵たちの闇に覆われた生涯に大きな影響を受けている。
Steinar Alvestadによるアルバムのイラストも、インクとラム酒によって描かれている。
■曲目
1. A Drop of Nelson’s Blood
2. Mingulay Boat Song
3. Oleanna
4. Ring Down Below
5. A Hundred Years
6. High Barbary
7. Shamrock Shore
8. Blood Red Roses
9. Soran Bushi
10. Rolling Home
【ストーム・ウェザー・シャンティ・クワイア】
2000年10月に、1997年より船員としてノルウェーの大型船で働いていた、舟歌男ホーコン・ヴァトレによって結成されました。
ホーカンは並行して、舟歌を専攻とする音楽も学び、海に関する歴史や大型船の文化や舟歌への興味を深めました。 このクワイヤー(合唱団)は、ロック・ポップス・メタル・フォークなど、幅広い音楽的背景を持つ6人の好奇心あふれる若い乗船員で構成されています。
「ノルウェーで最も珍しいライブ・ロック/フォーク・アクト」とうたう彼らは、7つの海の歌をアカペラからフル演 奏まで、ロックンロール・スタイルで、常に想像以上の素晴らしいライブショーを繰り広げます。
「クワイヤーの使命は、忘れられた歌の伝統を取り戻すことです。同時に、観客の皆さんや彼ら自身も 潮っぽいフォークミュージックの素晴らしさを経験し、楽しみたいと願っています。 古き真実の船乗りの姿を胸に、パワーやユーモア、尊敬が詰まった舟歌を与えたいと思っています。」
「ストーム・ウェザー・シャンティ・クワイア」とは、まさに彼らの歌い方を反映した名前です。 彼らの歌はパワフルでソウルフルで、それは古き時代の船員たちもそのように歌ってきたのでしょう。 多くの人は、彼らの歌の解釈はまるで本物であるかのように言います。 彼らは力いっぱいに歌いますが、潮っからくてメランコリックな苦い歌のレパートリーもたくさんあります。
たいていの歌はアカペラで唄いますが、時にはマンドリンやフルート、ギターといった楽器も使います。 可能な限りマイクを使わずにコンサートをします。ホーン岬を 航海した時にはマイクなんて使わなかったのですから、パブで あっても同じようにできるはずなのです。 世界で一番勤勉なロックンロール・シャンティー・クワイヤー であると自負している彼らは、たとえどんな会場であっても 最高のショーを披露してくれます。
「シャンティとは、船の乗組員たちのワークソング(作業歌)。彼らをやる気にさせる事、そして作業を上手く進めるためには必要不可欠なものでした。そういった事からシャンティには、格好良さとファンキーさを兼ね備えたベストのリズムでなければなりませんでした。ほとんど全てのシャンティは100年以上に渡って受け継がれていて、その理由は明白です。シャンティが魅力的で、最高のリズムを持っていたからなのです。」(ホーコン・ヴァトレ)