松島啓之クインテット
DEDICATED TO YOU Live at Body&Soul

¥2,934 (税込)

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商品コード: MH-1114 カテゴリー:

説明

ファンキーなトランペット・スタイルで人気を集める松島啓之14年振りのリーダー作は、老舗ジャズクラブ「ボディ&ソウル」でのハード・バッピシュな一夜を収めたライブ録音。今年3月に他界したベーシスト嶋友行のありし日のプレーが収められており、メモリアル・アルバムとしての意味も持つ。20年間メンバー不動のクインテットによるエネルギー溢れる演奏が繰り広げられ、ハードバップの醍醐味とスリリングなインタープレーが楽しめる。松島の日本での活動開始時に当時の若手で結成されたクインテットのメンバーは、20年経った今日本のジャズシーンを代表する中堅として活躍するプレイヤーばかりである。テナーサックス奏者の岡淳が立ち上げた「ミュージシャンによるレーベル」、モックヒル・レコードからの発売。

●収録曲

01 ユニット・セブン Unit Seven

02 ソーシャル・コール Social Call

03 ユンジャナ Yunjanna

04 ムース・ザ・ムーチェ Moose The Mooche

05 レイディー・ラック Lady Luck

06 デディケイテッド・トゥー・ユー Dedicated To You

07 ウォーキン・ベース Walkin’ Bass

●member

松島啓之(トランペット)

山田穣(アルト・サックス)

今泉正明(ピアノ)

嶋友行(ベース)

広瀬潤次(ドラムス)

●松島啓之 プロフィール

(トランペット)

1967年神奈川県生まれ

中学時代にブラスバンドでトランペットを始め、その頃よりジャズに目覚める。高校卒業後、88~91年までの2年半、バークリー音楽院に留学。同じころ、キャンバスには大西順子、大坂昌彦、山田穣、ロイ・ハーグローブなどがいた。帰国後、さまざまなセッションに単身で参加、トレードマークのベースボールキャップとともに、リー・モーガンやクリフォード・ブラウンを彷彿させる力強いトランペットスタイルで各方面の注目を集める。同時にアルト・サックス奏者の山田穣と2管フロントで自己のクインテットを結成し、以来20年間メンバー不動で活動を続けてきた。

その他、日野元彦、峰厚介、本田竹廣、小林陽一&グッド・フェローズなどのグループで活躍。

現在はカルロス菅野率いるラテン・ジャズ・ビッグ・バンド「熱帯JAZZ楽団」や大野雄二「ルパンティック・ファイブ」にも参加し、JAZZのみならず幅広いジャンルの音楽ファンに支持されている。

過去のリーダーアルバム:

「サムシング・ライク・ジス」(ALFA JAZZ) 95年2月

「ブランニュー」(ALFA JAZZ) 96年2月

「ソング・イズ・ユー」(ALFA JAZZ) 97年3月

「ハッピー・タイムス」 (ALFA JAZZ) 98年9月

1、UNIT SEVEN

気楽なsession tuneとしてライブのオープニングでよく取り上げていた曲です。ミュージシャン用語ではサビつきのブルースと呼ばれます。

リラックスしたなかにも気持ちのよい緊張感、スイング感が溢れています。このようなテンポでの嶋さんのベースのグルーヴ感は突出して素晴らしいものがありました。

2、SOCIAL CALL

ジジ・グライス作曲のとても温かくほんわかとした曲です。このバンドのもつ温かいサウンドががよく現れていると思います。

イントロ部分で嶋さんが出遅れているのですが嶋さんらしいというか微笑ましいです。
山ジョーのソロが美しいです。嶋さんのソロも歌心があってとてもよいです。

3、YUNJANNA

リー・モーガンのLighthouseのライブ盤に収録されているベニー・モーピンのオリジナルです。この曲の持つ妖しい雰囲気が大好きです。

イントロのゆったりとした中に漂う張りつめた空気感、このリズム隊ならではだと思います。

4、MOOSE THE MOOCHE

かなりのアップテンポでスリリングな演奏になっていると思います。

この曲はバンド結成当時からよく演奏しているので、山ジョーとのユニゾンや、バンド全体の息がよく合っていると思います。今さん、広瀬君のスピード感も凄いです。

5、LADY LUCK

僕の3枚目のリーダーアルバム The Song is Youの中でも演奏している曲です。ほのぼのとした感じが好きでよく演奏している曲です。

イントロとテーマのサビの部分はドラムソロにしました。広瀬君、奥行きのある素晴らしいプレイです。

6、DEDICATED TO YOU

今回のアルバムタイトルになった曲です。ピアノの今さんの美しいイントロから始まります。いつも今さんの奏でる素晴らしいイントロを聞いているとテーマを吹き始める頃にはすっかりその気にさせられてしまうのです。僕はこのメンバーでバラードを吹くのが大好きでした。

7、WALKIN’ BASS

ボーナストラックとしてこの日の演奏でアルバムに収録しなかったテイクから嶋さんのウォーキングベースラインを取り上げてみました。

嶋さんの魅力は強力なグルーヴ感とラインの美しさです。本当にワンアンドオンリーなベーシストだったと思います。嶋さんの力強く何とも美しくお洒落なベースラインをお聴きください。

レーベル

MOCK HILL RECORDS