説明
モックヒル・レコード “オフィシャル・ブートレグ・シリーズ”の第二弾は、日本ジャズギ
ター界の重鎮、宮之上貴昭とテナーサックスの岡 淳が2013年夏にメキシコシティーのジ
ャズクラブ「ブルーモンク」で行ったライブを収めた2枚組のアルバム。
ワンポイント
・ステレオ・マイクで、カセットデッキの名機SONY「デンスケ」に録音された臨場感と
アナログ感たっぷりの音が収録されている。
宮之上と岡に加えての参加ミュージシャンは、地元メキシコのトップベース奏者アグステ
ィン・ベルナルと、チリ出身メキシコ在住のドラマー、ガブリエル・プエンテス。
「音楽
に国境はない」という言葉を体現するような親密でのびのびとしたインタープレーが繰り
広げられている。メキシコ・シティーの聴衆が東京から来たミュージシャン達の演奏を興
味津々かつオープンに楽しんで聴いている様子も、このアルバムには生き生きと収録され
ている。
カセット・テープによるアナログ録音のこの「MOCK HILL RECORDS OFFICIAL
BOOTLEG SERIES」は、ミュージシャンの生の現場をとらえる作品として、今後も様
々なラインアップでシリーズとして継続して行く予定。
ディスク 1
1. SOUL STATION (Hank Mobley)
2. STROLLIN’ (Horace Silver)
3. THE SIDEWINDER (Lee Morgan)
4. MY ONE AND ONLY LOVE (Guy Wood)
5. COME RAIN AND COME SHINE (Harold Arlen)
6. HOW LONG HAS THIS BEEN GOING ON? (George Gershwin)
ディスク 2
1. BESAME MUCHO (Consuelo Velazquez)
2. YELLOW DAYS (LA MENTIRA) (Alvaro Carrillo)
3. MANHA DE CARNIVAL (Luiz Bonfa)
4. ROUND MIDNIGHT (Thelonious Monk)
5. ON A CLEAR DAY (Burton Lane)
演奏:
宮之上 貴昭 ギター Miyanoue Yoshiaki guitar
岡 淳 テナーサックス、フルート Oka Makoto tenor sax, flute
アグスティン・ベルナル ベース Agustin Bernal bass
ガブリエル・プエンテス ドラム Gabriel Puentes drums
録音:2013年8月2&3日 「ブルー・モンク」(メキシコ・シティー)
SONY カセットデッキ TC-3000「デンスケ」で録音。
プロフィール:
宮之上貴昭(みやのうえ よしあき)ギター
1953年東京生まれ。米軍横田基地で演奏活動を始める。フィリー・ジョー・ジョーンズをゲストに迎えたデビュー作、「ソング・フォー・ウェス」以来20を越えるリーダーアルバムをリリースしている。ピックを一切使わず親指を中心とする奏法は、ウェス・モンゴメリーの流れの中にあってさらに発展させ自己のスタイルを確立している。現在は自己のグループを中心に日本国内のみならず海外のジャズ・フェスティバル等にも 出演している。
岡 淳(おか まこと)テナーサックス、フルート
1963年東京生まれ。一橋大学在学中より宮ノ上貴昭&スモーキン、池田芳夫カルテット などで、ジャズシーンに頭角をあらわす。
1990年にバークリー音楽大学より奨学金を得て渡米。ボストンで2年過ごした後ニューヨークに移り、様々な演奏活動を経験する。
94年に帰国後は、自己のバンドKAIMA、サキソフォビア、小林陽一グッドフェローズ、吉岡秀晃、酒井俊、綾戸智絵、akiko、オレンジペコー等、様々なセッションで演奏する他、中川ひろたか、平井堅等のレコーディングにも参加。リーダー作CDはKAIMA”