説明
★朗報!!発売後間もなく完売となり長らく品切れ状態でしたが待望の再入荷!
新たに ジャズ評論家の瀬川昌久先生よりコメントも頂きました!
現在流行「お笑い芸」の歴史的原点がここにある。同時代の「あきれたぼういず」の流行にかくれていた傑作録音集が始めて陽の目をみた。戦前から戦後にかけて大流行した音楽的お笑い漫才の関西版として長く復刻が待望されていた幻のナンジャラホワーズの全貌が遂に完成。喜劇的セリフと浪花節和洋音楽を絶妙のセンスで融合させた音楽的な漫才の真骨頂がここにあり、あきれたぼういずに比肩する魅力を感ずる。男性ばかりのあきれたぼいずに比べて歌の上手い女性の参加も魅力である。(瀬川昌久)
「SP音源で綴る 二〇世紀之大衆藝能」シリーズ第二弾。
ミス妙子率いる幻のコミックバンド、ナンジャラホワーズ。その歩みはほとんど文献に遺されていない。
4人のメンバーの名前と関西を拠点に活動していたこと以外にデータらしきものは何も存在しない。
阿呆陀羅経を強烈にスィングさせたかれら独自の和製ジャイヴ・ミュージックはまさに圧巻。
本アルバムは戦中にタイヘイレコードに遺した10枚の貴重SP音源に戦後、「ミス妙子とそのグループ」名義でリリースされた音源を加えた、コンプリート・ナンジャラホワーズ的内容。まさに奇跡的覆刻。今甦る大衆藝能の至芸。
これを聴かずしてニッポンのポピュラーミュージックは語れない、必聴・必殺のアイテム。
ナンジャラホワーズのミス妙子さんの声を聴いて、真っ先に思い浮かんだのは、大阪の女漫談家、吾妻ひな子さんです。一瞬本人かと思ったのですが、年代的にズレがあります。とにかく味があって、おまけに僕の大好きなバンジョーもとても上手で、こんな時代にこんな人がいたことが知れて、もう大感動です。……チチ松村
奥が深くてワイルドで、洒脱で時にはめちゃめちゃな、そういった音楽。21世紀の現役でこんな人たちはいない。いたらおめにかかりたいもんだ。昔の人はバリバリにかっこよかったんですね。おもしろくて勉強になります。ジャンルは無用の日本です。……湯浅学
世紀の隠し玉、謎だらけのナンジャラホワーズ。リード歌手、ミス妙子のチャーミングな語り口、阿保陀羅経も内包したジャイブ。これぞ大発見!……安田謙一
●収録曲
1. 笑ふリズム(ナンジャラホワーズ)
2. 何でしょう(ナンジャラホワーズ)
3. びっくりショウ(ナンジャラホワーズ)
4. 夜店風景(ナンジャラホワーズ)
5. 如何でしょう(ナンジャラホワーズ)
6. 面白いでショウ(ナンジャラホワーズ)
7. あきれたでショウ(ナンジャラホワーズ)
8. ナンジャラ忠臣蔵(ナンジャラホワーズ)
9. ナンジャラ時局学(ナンジャラホワーズ)
10. ナンジャラ時代劇(ナンジャラホワーズ)
11. 笑いのノーストップ(ミス妙子とそのグループ)
12. バンジョウOK(ミス妙子とそのグループ)
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