説明
コートジボワールとの国境近くにあるブルキナファソの町バンフォラ(Banfola) に生まれた、ミュージシャン、ムッサ・ヘマによるソロアルバム。
村の音楽家である父の下で手ほどきを受け、自国の文化、音楽と自然の関係
を全うすべく現在世界各国で演奏。
そこにある音楽とは、冠婚葬祭、グワン民族の中で文化として今も残り、先進国で捉えられる”音楽産業”とはちがう、音楽の在り方を、世界を舞台に伝統として演奏し、地域と民族の古来からの関係性を提示する。
曲目
1. Famadee
王様の息子 継承者としてのその息子を快く讃える曲
2. Doulan nele
岩壁のうしろ
愛は扉の前に用意されてはいない。 それを得るためには苦しみを、信じる力を…
3. Koramaih
自分自身を探し求めて 奴隷への哀歌
4. Djaboro
ひとり 孤独のついて
5. Kanou man gwele
愛、それは地獄 愛は決して難しくはない、終わりが苦しいのだ。
6. Sinte konofe
自然の神秘
鳥は乳飲み子ではない、 しかしその小鳥達は元気に生きている。
7. Gouin dee
グワンの子ども 尊さについて。
8. Samoin lele
喜びをもって働くということ 畑で働く時のワークソング。
9. Gwenuhu
感動すべき鉄
Moussa Hema ムッサ・ヘマ [balafon バラフォン]
1972年、ブルキナファソの音楽の家系に生まれる。
5歳からバラフォニストである父の元で演奏を始め、伝統的な音楽演奏を習得。
1990年ブルキナファソ国立伝統音楽の一等を受賞し、国立舞踊団にて首席バラフォニストを務める。
フランスでIrene Tassembedoの振り付Ebeneカンパニーでの演奏を機に、ジャズ、現代音楽、バロック音楽と演奏。ヨーロッパを中心に数多くのフェスティバルに出演。
フランスAulnay市、Pres-St.Gervais市で教 を取り、スウェーデン、スイス、ギリシャを始め、マダガスカルでワークショップ、マスターコラスをこなし、また各国のミュージシャンとの演奏を通じ、バラフォンの可能性を追求、同時に自国の民族文化と音の関係の体系化を目指し研究。
2005年にカメルーンミュージシャンNamの「Edengoua」にて録音。
AdrienEggerとの共著「La Voix du Bakafon」(バラフォンの声)においてバラフォンのメソード体系を確立する。2011年待望のソロアルバム、「Le pays de mes pensee」を発表。
2008年から伝統音楽のグループ「Kaba-Ko」を率い国際的なツアーを開始する。