説明
ペルー生まれペルー育ち。両親共沖縄系の沖縄三世のルーシー第二弾!
ルーシーのファーストアルバム「にぬふぁぶし」を初めて聴いた時、サトウキビ畑に風が吹き抜けていくのが見えた。
今作「HIYAMIKACHI」を聴き、風は嵐となり、多幸山を吹き抜けていくのが見えた。
問答無用、怒濤のカチャシーの嵐だ!
そこはウチナー、浮世(うちゆ)ぬ真ん中!いや、宇宙の真ん中!
宮沢和史
沖縄から日本を、そして世界を元気にするため、カチャーシーを中心としたアップテンポの曲で選曲。タイトルの「ヒヤミカチ」とは、沖縄の方言で「エイ!」と気合を入れるという意味で、1曲目の「ヒヤミカチ節」は戦後、沖縄の復興のために作られた曲で「どんなときでも、心を合わせて立ち上がり、沖縄の名を世界に知らしめよう!」というメッセージの込められた歌です。今回の「ヒヤミカチ節」には新たにルーシーの母国語であるスペイン語の歌詞も付け加えました。
その他、「イチャリバチョーデー(出遭えば皆兄弟)」の歌詞で有名な「兄弟小節」、東日本大震災からの復興を祈り、「村興し節」も収録。「豊年音頭」では、沖縄のブラジル太鼓集団「B.B.B.」主宰の翁長巳酉を迎え、沖縄のエイサー太鼓とブラジル太鼓のコラボレーションを行ないました。
2011年10月13日~16日に那覇市を中心に開催される「世界のウチナーンチュ大会」に参加する世界中から集まった人々に沖縄から元気になるCDをおみやげで持ち帰ってもらいたいという願いから企画、海外の方も気軽に買えるように価格も¥1600(約20ドル)に設定しています。
初回プレス1000枚からは1枚につきU.S.1ドル(約80円)を東日本大震災の義援金として寄付致します。
1. ヒヤミカチ節
2. ハリクヤマク
3. 三村節
4. 兄弟小節
5. 前ん田節~サフエン節
6. 海ぬチンボーラー~赤山節
7. 村興し節
8. 稲しり節
9. 伊計離り節~谷茶前
10. 其万才~じっそう節
11. 豊年音頭
12. 早作田節(多幸山)
プロフィール
ペルー生まれペルー育ち。両親共沖縄系の沖縄三世。
5才の頃から、祖母の弾く三線に乗せて沖縄民謡を歌い始める。10才で自身も三線を手にし演奏するようになったが、言葉も分からない中、テープの音で、自分の耳だけを頼りに曲を習得していく。1993年に全日本カラオケ審査協会の大会へ、ペルー代表として参加するため来日し「みだれ髪」を披露し優勝。
翌1994年来沖し、琉球古典音楽、琉球民謡、八重山古典音楽を正式に学び始める。以来、全てのコンクールにおいて最高賞受賞、その後琉球古典音楽、琉球民謡で教師・師範を許され、2002年には「とぅばらーま大会」で優勝するなど、後進の指導をしながら様々な舞台で独唱、地謡を勤め、その実力を広く認められている。
2010年9月8日には待望のデビューアルバム「にぬふぁぶし」を発売。三線と笛のみで歌う「とぅばらーま」や、スペイン語でも歌われる「島唄」、「てぃんさぐぬ花」など、琉球民謡、琉球古典音楽、八重山古典音楽を正式に学んできた実力に裏打ちされたLucyの歌唱力と美しい歌声を堪能できる作品となった。