説明
アイルランドで生まれた風は野をはしり夜を越え、遠くこの街に吹きわたる。
心を揺らし日々を彩る、新しいトラディショナルミュージック。
「軽快で芯のあるビートが、盤石のメロディを浮き上がらせ、聴く者もともに舞い上がる。アイリッシュの新しい体験だ。」翻訳家 おおしま ゆたか
2017年5月、アイリッシュの音楽家である沼下麻莉香、岡皆実、田中千尋にドラマー熊谷太輔が加わり結成。各地で話題となりその勢いのままレコーディング、2018年1月に1stアルバム「Blow」を発売。バンド名はアイルランド音楽の”切なくてメロウな”音の響きに由来。
収録曲は岡皆実のオリジナル曲⑧以外は、全てアイリッシュ・トラッド曲。メンバー各々が演奏したい曲をもちより、メロディーやリズムの展開を感覚的に探りながら、曲を完成させた。
メンバーそれぞれの音楽性や解釈は、アイルランド伝統曲の素朴なメロディの数々を優しく爽やかなポップミュージックに昇華させる。
■曲目:
1.Margaret Waltz
2.farewell to spring
The Piper’s Despair / The Curlew / Jenny’s Chickens
3.あらしのよる (Aminor jig)
Scatter the Mud / Condon’s Frolics / Junior Crehan’s
4.Inisheer
5.Gallop Polka
The P&O / The Maids Of Ardagh / The Ballynahula
6.午前2時の千鳥足
Fisher’s Hornpipe / The Bird’s Hornpipe
7.マルシェの散歩道
Gan Ainm / Frank’s/Swinging On The Gate
8.飛行機雲とびぃる
Composed by 岡皆実 [8]
All arranged by セツメロゥズ
【セツメロゥズ】
▶沼下麻莉香(フィドル)
岩手県出身。幼い頃からヴァイオリンを学び、クラシック音楽に散りばめられた ヨーロッパの伝統音楽のエッセンスに心惹かれる。東京芸術大学のアイリッシュ音楽サークル、g-celtでアイルランド音楽に出会い、フィドルを始める。Sonora、Toyota Ceili Band等のグループのメンバーとして東京を中心にライヴやアイリッシュセットダンスのイベント等で参加。 好きなものはお酒と羊肉。
▶田中千尋(ボタンアコーディオン)
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。学内サークルg-celtにてアイルランド音楽と出会い、同年秋より、ボタン・アコーディオンを独学で学び始める。都内のアイリッシュパブやカフェでの演奏を中心に活動中。
▶岡 皆実(アイリッシュブズーキ)
山口県出身。東京藝術大学音楽学部楽理科卒。現在、同大学音楽学部非常勤講師。
大学入学時、同大学g-celtにてブズーキと出会い、その音色の美しさと楽器の珍しさに心惹かれ、日本でも数少ない女性ブズーキストとして演奏活動を始める。
在学中より『音楽を身近に!』をモットーに、アイルランド音楽の演奏活動以外にも、地方でのオペラ公演やワークショップの開催などに力を入れ、その活動は現在でも多岐に渡る。アイリッシュユニット「きゃめる」、「みつみかん」メンバー。
▶熊谷太輔(パーカッション)
パーカッション奏者 北海道出身。上京後は、バロンと世界一周楽団、B4楽団、三匹夜会などのバンド活動のかたわら、ZABADAK、沢田研二、coba、白崎映美、メトロファルス、ほか多数のアーティストのサポートで活躍。2011年には梅津和時や鬼太鼓座らとサウジアラビア、チェコ、ドイツツアーに参加した。 演劇の分野にも明るく、多方面で活躍中である。 2017は音楽劇 大悪名、そして空中キャバレーに参加予定。