tail
道草

¥1,650 (税込)

発売日:2021年9月19日

商品コード: POM-001 カテゴリー: タグ: , ,

説明

ざやえんどうなどで活動する川松桐子(トロンボーン)、沼田佳命子(クラリネット)、廣瀬寛(チューバ)による特殊な三管編成のバンド「tail」の1stアルバム!

クラリネット、トロンボーン、チューバという管楽器3本だけ、花形(?)のサックスもトランペットもいない。そのサウンドに飾り気はなく隙間だらけだが、市井の人間の生活のひとこまひとこまが刻まれている。
本作のレコーディングは2021年1月末、高円寺にある古本居酒屋「コクテイル書房」にて2日間に渡って行われた。レコーディング及びマスタリングエンジニアは音楽家であり、コクテイル書房のカウンターにも立つ斉藤友秋。本作には3人の息遣いとアンサンブル、そして建物の内外の物音を含めたコクテイル書房という「場」が生々しく記録されている。
収録された楽曲は全てメンバーの作曲による(時々狙ったようなタイミングで車が走り抜けたり掛け時計が鳴ったりするが、たまたまである)。トラック6、トラック10の即興演奏では入口の戸を開け放ち、建物の外に向けたマイクも使用している。
初回特典として沼田佳命子が描いた猫のイラストのしおりを封入。モデルは沼田家の猫である。

高円寺のコクテイル書房で生まれたテイルが今まさに作品を発表しようとしている。 テイルはバンドの名前で、初ライブに居合わせたテニスコーツのさやの言葉遊びによって名付けられた、特殊な三管編成の楽団だ。 トロンボーン、クラリネットにチューバという、中低域を根城にした独特のアンサンブルの表情は非常に豊かで、突然割れるような叫び声を発し、諧謔的にポルタメントを駆使し音符の合間をのんびり闊歩、中音域をスキップしていると思ったら急に高みに上り詰め、そこからこちらを見下ろしているのだった。 最後の楽曲を聴き終えたところで聴者は尻尾を掴んだと実感するが、触れているのは自分のテイルだ。
(斉藤友秋)

tail(テイル)
Trombone 川松桐子/Kiriko Kawamatsu
Clarinet 沼田佳命子/Kanako Numata
Tuba 廣瀬寛/Yutaka Hirose

■収録曲
1. 石
2. 林道
3. 神室木町西児童遊園
4. くまぐす
5. 道中
6. コクテイル improvisation 01
7. 海まで
8. 5階の夕暮れ
9. 去る日
10. コクテイル improvisation 02
11. 幽霊の歌

■tail プロフィール
川松桐子(トロンボーン)、沼田佳命子(クラリネット)、廣瀬寛(チューバ)による管楽器トリオ。川松の呼びかけで2020年夏の盛りに結成された。
大所帯バンドのざやえんどう、黒岡オーケストラに参加しさまざまな場所で共演を重ねてきた3人だったが、tailではコード楽器も打楽器もない管楽器3本の演奏に挑む。2020年9月末に高円寺コクテイル書房にて1stライブを開催。バンド名はまだなかったが、ライブを観に来たさや(テニスコーツ、ざやえんどう他)に名前をつけてもらい現在に至る。

レーベル

Pommaru Records