説明
★アクースティック・スウィングの隠れた名盤が廉価盤!
アメコミ界の鬼才にして78回転レコードの蒐集家、ロバート・クラム。職人肌のギタリストにして、アンリ・サルヴァドールのバンマス、ドミニク・クラヴィック。この二人の出会いから生まれた、究極のレトロ・モダン・アンサンブル!
レ・プリミティフ・デュ・フュチュール=未来の原始人”という何とも挑発的かつ滑稽なグループがパリで結成されたのは1986年のこと。伝説のバンド、チープ・スーツ・セレネーダーズのリーダーだったロバート・クラムがドミニク・クラヴィックと出会った時から物語が始まる。
ブルース酒場でのジャム・セッションからレコーディング、そしてアルバムの発売へと彼等の欲望は留まることを知らなかった。スキャット歌手のダニエル・ユック、アコーディオンの職人ダニエル・コラン、女性アコーディオン奏者のファビエンヌ・ドンダール、ドラムスからヴィブラフォンまでこなすジャン=ミッシェル・デイヴィスらが馳せ参じて録音された傑作が、この『ワールド・ミュゼット』(1999年録音)。ヴィデオクリップが2曲プラスされています。
シロフォン、ミュージカル・ソー(ノコギリ!)、ウクレレ、ウード、ダルブッカ、バグバイプなど変幻自在の楽器編成で、1930年代にパリの歓楽街に溢れていただろう、コスモポリタンな大衆音楽(=ワールド・ミュージック)をミュゼットを切り口に、愛情とユーモアを込めてアクースティックなアンサンブルで表現した粋でクールなサウンドは、一度聴いたら忘れられないはず。
ジャケットはもちろんのこと、ロバート・クラムのイラスト満載のブックレット(何とジャバラ仕様!?)など、アルバムの隅々まで彼等のこだわりで一杯です。
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