説明
カリブ海をルーツに、旅するクレオールなシンガー・ソングライター、
クリス・コンベッテ待望の日本デビュー盤!
彼の人生そのものが凝縮された、もう一つのカリブ海音楽物語。
★満を持して、カリブ海を代表する作曲家そしてシンガー・ソングライターの代表作が日本発売!マラヴォワやカリ、そしてトニー・シャスール(Mizikopéyi)らとのコラボでも知られる、旅するクレオール・シンガー・ソングライター。カリブ海〜ブラジル音楽のエッセンスが詰まっています。
★カリブ海の文化はアフリカやヨーロッパ、そしてアジアなど様々な要素が混じり合って生まれた。フランス語圏カリブ海地域(マルティニック、グァドループ、仏領ギアナなど)では、その混交が一つのアイデンティティとなっていて、それを「クレオール」と呼んでいる。
★仏領ギアナで生まれマルティニックで育ち、フランスをはじめ世界中を旅しながら「クレオール」であることにこだわりながら音楽活動を続けてきたクリス。2011年に発売されたこのアルバム『ゴレ島の子供達』は、そんなクリスの人生そのものが感じられる、カリブ海音楽からジャズ、レゲエそしてブジジル音楽のエッセンスも取り込んだ素晴らしい内容になっている。
★このアルバムには、彼の音楽を通したカリブ海の様々な旅を通じた出会いをテーマにした⑥⑦、アフリカ〜カリブ海〜ヨーロッパを巡る物語を歌う③⑤(この曲はネルソン・マンデーラに捧げられている)。環境問題をテーマにした①、HIVへの警告②、ティーンエイジャー危うさについて触れた⑨、団結と友好をテーマにした⑧⑫、そして愛について歌った⑩⑪など、彼の人生が詰まった12曲。
★アクースティックで多彩なサウンドをバックに、クリスのしなやかで優しい歌声に満ちたこのアルバム。バックを支えるのはグァドループのベーシスト、ティエリー・ファンファンやトニー・シャスール、そしてMizikopéyiのバンマスでもあるティエリー・ヴァトンら実力派ミュージシャン達。マラヴォワやカリが好きな人には、絶対のお薦めです。
■曲目
1. ロボットみたいに
2. マノ
3. ゴレ島の子供達
4. レンベ
5. 嵐を呼ぶもの
6. タナ
7. アフリカ人
8. 繰り返そう
9. アルマジロとカイマン
10. マリー、君がいるから
11. ぼくの向精神薬
12. クリストファー
【Chris Combette クリス・コンベッテ】
■1955年に南米大陸のカリブ海に面した仏領ギアナの首都カイエンヌで、マルティニック出身の両親の元に生まれ(アンリ・サルヴァドールと同郷)、幼い頃に家族とともにマルティニックへ移住。1970年代初めに兄弟らと最初のグループを結成。70年代に半ばには学業のために南仏のモンペリエに移住。80年代半ばにはマルティニックに帰郷して、後にマロヴォワやカッサヴのメンバーになる、ピポやフィリップ・ジョセフらとグループを結成するも、再びフランスへ渡り兄弟等と結成したグループで初録音を行っている。
■90年代に入るとソロでの活動を目指し、94年に初ソロ・アルバム”Plain Sud”を発表。収録曲がSACEM(日本のJASRACに相等する組織)の最優秀作曲賞を獲得。96年にセカンド・アルバムとなる”Salambô”を発表。カリブ海〜フランスのみならず、米国やジャマイカなどにもツアーを行った。2003年にはサード・アルバムとなる”La Danse de Flore”を発表。またトニー・シャスールはじめ、フランス語圏カリブ海のアーティストたちへの楽曲提供やコラボーレションなどによって、翌2004年には、SACEMから特別賞を授かっている。
■ツアーもオーストラリアからブラジル、さらにはアフリカなどへも行っている。2011年に4枚目となる”Les enfants de Gorée ゴレ島の子供達”を発表。2016年3月初来日予定!