説明
構築美と即興が織りなすスリリングな演奏。反復するメロディーに疾走するリズムのコンビネーションが絡み、彼らの特色であるヤマト、琉球音階を使用した楽曲も健在。摩訶不思議な魅力を発揮している。
関西ジャズロックの雄『時弦旅団』12年ぶりの新作。トータル130分の音楽絵巻は、どこか映画音楽を思わせる音ともなり『Cinematic Orchestra』やECMの『Nik Bartsch』を想い起こさせるような充実した内容に仕上がっている。
95年にグループを結成し、関西を中心にライブ活動を展開しました。
神戸での、内橋和久主宰のフェスティヴァル・ビヨンド・イノセンスにも毎年参加。
そしてファースト・アルバムがさまざまな雑誌などに評が載り、折しもボンデージフルーツ、アルタードステイツ等、ジャズやプログレを背景に持つジャパンインディームーブメント(層の厚さを誇った充実したシーンだったと確信しています)のさ中、SOH BANDと親交を持ち、地底レコードの配給で99年、『still songs』をリリース。
フランスのレーベルMUSEAより海外でもディストリビュートされた。
しかし、さあ、これからだという時に、それまでのハイペースな活動を一休みしてしまい、それが思わぬ長期活動休止に。
解散した訳ではなかったが、この10年間録音もされずに放置されていた曲が多くあり、それら`塩付け状態`だった曲を解凍された歌達`と言う意味でタイトルを名付けました。
2009年12月以来、月一ペースのライブを関西地区で展開していて、それが今回のレコーディングへとこぎ着ける原動力になりました。
Disc1
1. Ruby
2. Flat and abstract
3. Shades of Moscow
4. Before the collapse
5. Spring whisper
6. 満天の星よ
7. 流転 -ruten-
8. Kahara
9. A girl in the cage
Disc 2
1. One night at KOBE
2. PM
3. 万里の想い
4. In the darkness
5. Go through a stormy way
6. Summer fellows
7. Tenkawa the dabby nights
時弦旅団 Time Strings Travellers
横尾将臣 Yokoo Masatomi Sax (tenor, alto, soprano)
植島伸哉 Ueshima Shinya Guitar (electric,acoustic)
山口ミチオ Yamaguchi Michio Synthesizer, Sampler ,Vocoder
山浜光一 Yamahama Kouichi Drums, Conga
宮本 隆 Miyamoto Takashi Bass, Percussion pad, Kengari,Suzu,
Synthesizer,Taisyogoto,Taiko,Chorus,Fieldrecord
Produced by 宮本隆 and Time Strings travellers