説明
*ケレティギ・ジャバテの動画はあまりありませんが、これは貴重です。クレジットによると映画からのワンシーンのようですが?
半世紀以上に渡って、バラフォンを叩き続けてきた。
誰からもリスペクトされる、偉大なミュージシャン。
国宝級の唯一のソロ・アルバムが廉価盤に!
ケレティギ・ジャバテは西アフリカの音楽大国マリが生んだ伝説のミュージシャンの一人。グリオの家系に生まれ、マリ独立以前から既にマリを代表するギタリスト、バラフォン奏者、ヴァイオリン奏者として中心的存在として、数多くのミュージシャン達を育てた。
サリフ・ケイタを見いだしたマリ伝説のバンド、ライユ・バンドのメンバーもほとんどが彼の教え子達だった(アンバサドゥール時代にはサリフ・ケイタと一緒に活動もしていた)。
バラフォン(アフリカ式木琴)を叩かせたら彼の右に出るものはいないといわれていて、かつて渡米した際にはあのライオネル・ハンプトンとジャムったこともあったという。
数々のセッションに参加し、また近年はアビブ・コワテ&バマダのメンバーとして活躍していた。1998年と2005年に来日。
その偉大な経歴にもかかわらず、ケレティギ名義のアルバムは74歳の時に録音したこの1枚しかない。しかしこのソロ・アルバムには彼の音楽の素晴らしさが詰まっている。
ケレティギのバラフォンを中心に、息子のファセリィ、コラの第一人者トゥマニ・ジャバテ、マンディング・ギターのカリスマ、ジェリマディ・トゥンカラ、そしてアビブ・コワテなどをゲストに迎え、心暖まるバラフォンの音色とマンディングの美しいメロディーに彩られた、宝物のようなアルバム。
※2005 年に発売され、ミュージック・マガジン誌2006年ベスト・アルバムのワールド・ミュージック部門にも選ばれたアルバムの廉価盤再発になります。
追悼 ケレティギ・ジャバテは、2012年11月30日の朝に亡くなりました。81歳でした。来日した時にはエスプレッソ・マシーンを持ち込みコンロを探していたことや、自分の息子のようなアビブ・コワテらをやさしく、そして時に厳しく見つめていたことが忘れられません。ご冥福をお祈り致します。
■曲目:
1. ジャンジョ
2. カマジャ
3. セネ
4. ジャラビ
5. クランジャン
6. フォソン
7. マンカイラ
8. ナンガ・マディ
9. サンバ・コロ
10. サンジャ
11. ソンタウラ
12. スマ
13. ヤファ
14. スンジャタ
15. サマータイム@バマコ