パトリス・コント
ガルーベ=タンブーラン

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説明

パトリス・コントは、1955年イタリア/ポーランド系移民出身のプロヴァンス地方の家の息子としてサント・マキシムに生まれた。1960年代、ヴァール県の海岸地方の祭りや行事には必ず出ていた鼓笛隊を耳にして、彼はプロヴァンスの「ガルーベ=タンブーラン」と出会った。

そして地方の伝統音楽学校を通して、3年間彼はフレジュスのタンブーリネール(ガルーベ=タンブーラン奏者)ベルナール・パイエに師事した。 1974年、グループ・モン・ジョイアの結成に参加、プロヴァンスのトラッド音楽の刷新と、オキシタンや他の地中海音楽との交流に貢献した。

1990年に同グループが解散して以来、彼はヴォークルーズ県で「ガルーベ=タンブーラン」を後進に指導し、トラッド音楽の伝承に努めている。ガルーベ=タンブーランというふたつの楽器の組み合わせは、プロヴァンス地方に何世紀も前から定着しているものである。

タンブーリネールたちは笛吹きと打楽器奏者の二役を同時にこなし、都市部と田舎の如何に関わらず、公式/非公式、儀式的/大衆的に関わらず、あらゆる祝祭に参加し、時代を超えて今日に至っている。このCDはこの芸能の持つ幅広く複雑で歴史のあるレパートリーを特に考慮に入れて作られている。

この録音に使われた楽器演奏は、基本的に伝統的な楽曲の記憶を解釈するということから始まっている、基礎となる旋律は絶えまなくヴァリエーションのメロディーによって展開され、その上に即興的な装飾音(シシ=シエウ)を付与し、それは自然な感じの太鼓のリズムに支えられる。違う旋律の組み合わせは頻繁に行われる。

この録音に使われたふたつ折りのガルーベは、フォス=シュル= メール市の楽器製造職人ジェラール・シューペルブの見事な作品である。楽器は奏者の指使いと装飾の関係を尊重するために、前もって調律されていない。彼は根本的にに異なったふたつの音階法を用いる。

16世紀から18世紀の古い楽曲については大全音/全音/半音、19-20世紀の楽曲についてはいわゆるプロヴァンス調である大全音/全音/全音の音階法。タンブーランは皮と共鳴弦が調べの調子に合せて、あるいはリズム強調の時に応じて調和的に鳴り、リズムによる通奏低音の役割を果たしている。この太鼓はオランジュの楽器製造職人ジャン=ピエール・マニャンによって作られ、調律されている。

■曲目
1. アペウ
2. ルー・クゥールデウ
3. ルー・ルーシニョウ・メッサジエ
4. ファランドル
5. ノエル
6. リ・トレヴォ
7. 聖アントニウス祭の元気の良い馬
8. 太鼓叩きの歌
9. トレカレン
10. ウヌ・デシゼ・スル・ル・ローヌ 〜
ルー・カルブーニエ〜ラ・ノヴィ・ヴェルグーニューゾ
11.ルー・チュー・チュー
12. ボンジュール・ルー・ルーシニョウ・スーヴァジ
13. ノートレイ・シアン・トレス・ブーミアン
14. イギリス風舞曲とコントルダンス
15. ラ・ガイアルド・エ・ラ・レイノ・サボ
16. 蒸し煮の牛肉とムッシュー・ガブリエル
17. コメール

 

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