説明
70年代より即興演奏を続けるギタリスト・今井和雄の傑出した音楽性と演奏力が発揮された名演を収録!
今井和雄(1955年生まれ)は高柳昌行と小杉武久に師事し、1970年代から即興演奏を続けていて、国内はもとより海外での公演も多い。ギターをメイン楽器として使用し演奏する一方、ギター以外にもヴィオラ・ダ・ガンバ、エレクトロニクス、日用品や自然物など様々な素材を駆使し、自在で多彩な音からなる演奏もおこなっている。本アルバムには、2010年8月に東京、渋谷のギャラリー、Nanzuka Agenda で開かれたグラフィック・アーティスト、三嶋典東(2012年死去)の個展最終日に、今井がおこなったライヴ演奏を5曲収録。40分を超える1曲目は、アコースティック・ギター、フィーデル・ガンバ、ピアノ線、枝木、小物類を使い、時間の経過とともに何度か使用楽器や表現方法を変化させ、構成の妙とダイナミズムを聴く者に強烈に印象づける大作。2~5曲目(それぞれ4分程度)は、今井が三嶋のドローイングを楽譜に見立て(作曲し)、自らアコースティック・ギターで演奏。小品ながら、今井の傑出した音楽性と演奏力が発揮された名演。
■収録曲:
1. Improvisation (40:55)
2. For Tentou Mishima No. 1-A (3:59)
3. For Tentou Mishima No. 1-B (4:07)
4. For Tentou Mishima No. 2-A (4:04)
5. For Tentou Mishima No. 2-B (4:01)