説明
1. いそしぎ 15”52
2. デイ・スタンド・サムシング(日立サムシング)16”53
3. トワイライト・ウエーブ・ビフォー・ダーク 11”18
4. A列車で行こう〜山田線で行こう 11”44
5. 福島での若き日々 9”47
(1と4以外は明田川荘之の作曲)
1:明田川荘之(ピアノ)、吉野弘志(ベース)、楠本卓司(ドラムス)
2:明田川(ピアノ)、畠山芳幸(ベース)、楠本(ドラムス)
3と5:明田川(ピアノ・ソロ)
4:明田川(オカリーナ)、石田幹雄(ピアノ)、畠山(ベース)、楠本(ドラムス)
Total time 65”36
録音日:
1曲目:2012年3月3日
2曲目と4曲目:2012年6月9日
3曲目:2012年6月30日
5曲目:2011年11月12日
全て西荻窪「アケタの店」ライブ・レコーディング
レコーディング・エンジニア:島田正明
「いそしぎ」演奏中から終演後までなぜか岩手・大槌・クイーンのことが頭から離れなかった。これは恐らくクイーンのママが演奏させてるのだと思った。ベースの吉野も30年以上前僕とのトリオで行ってるし、その後も坂田明3で再び行ってる。僕は何度か演奏でお邪魔してるのと、陸前高田・ジョニーのマスターが僕を盛岡まで車で送る途中、何度かクイーンにコーヒー飲みに寄った記憶があり、またママさんが僕宅近くの本屋のおかみさんに似てたことから、なぜか顔が思い出されるのだ。クイーンのマスターは花巻で娘さんと新居を構え、元気を取り戻してきてて何よりです。いそしぎとは海沿いに生息するシギ(鴫)科の美しい鳥。「デイ・スタンド・サムシング」はデイ・スタンド=日立、サムシングは僕のライブをやったり昔親しくしてた日立のジャズ・スポット。ずっとやってなかった曲なのですが、3・11以降盛んにやるように。「トュワイライト・ウェーブ・ビフォー・ダーク」3・11の少し前に作曲、店常連の英語の先生・アトジ氏が「これは波だ」とこのタイトルを命名、ほんとにそうなってしまった。信じられない。「A列車で行こう・山田線で行こう」は大槌駅のある山田線の復興を心から願って。この夜は大好きなピアノ・石田幹雄君が遊びに来てくれ
1曲入ってもらいました。「福島での若き日々」僕の店が出来た僕24歳から数年は店の鵜名山斗巳(ますみ)というマネージャーが福島出身ということもあり、福島市のジャズ・スポットやジャズ人達と盛んに交流してて、その福島で作曲。ちなみにベースの畠山は岩手・宮古出身。そのこともあり同じ宮古出身の故・本田竹広氏とも多く共演した。花巻の鎌倉淳君から送られてきた写真は、使用した6枚も含めてすべて素晴らしかった。底ジャケ写真は今はなき「クィーン」の前で撮影したもので、左から、長女・多恵子さん、マスター、仙台の僕の親友・佐々木雅男(山田出身)氏、盛岡・紅茶の店「しゅん」のママ・松本征子さん、釜石の佐々木悟氏。中ジャケの写真には「クィーン」のカウンター。CD裏写真は大槌海岸から望める、「ひょっこりひょうたん島」のモデルとなった有名な景色を使った。僕においては多くの感慨がCDの中をかけめぐります。でも、ではなくて、だからこそ勇気をもって前へ進む、ということでしょう。
〜アケタ〜