説明
90年代より、フォーク、パンク、アンダーグラウンドシーンで異彩を放ってきたシンガーソングライター青木マリ、そしてImprovised (即興) HipHopを標榜するバンド「SECRET COLORS」を率いる6弦ベース弾きの小林洋。まるで異なるバックボーンの二人が偶然出会い、音楽を共にしてきた軌跡の一枚。
すべての楽曲は青木マリのオリジナル曲で、演奏、ミックス、アートワークを青木マリと小林洋の二人で行った。青木マリとしては通算6枚目のフル・アルバムとなる。
古来より、人は空飛ぶ鳥に様々な思いを託してきました。神仏の使い、魂の化身、会えない人に思いを届ける使者、等々、地べたに足をつけて歩くばかりの私たち人間の永遠の憧れ、自由の象徴の姿として。そしてその、心に思い描くという想像力こそが私たちの持てる「人間の翼」だ、と信じています。
震災後に出会い音楽を共にしてきた青木マリ(歌とギター)と小林洋(6弦ベース)のduoがたどり着いた記念碑とも言える作品。この歌たちが鳥になり、高く遠く飛んで行きますように。(青木マリ)
■収録曲:
1. 青の空
2. わたしがうまれた音
3. Woman
4. ナディアの恋人
5. ビューティフルボーイ
6. 見えているのに
7. ピリキパラ
8. 二重基準(Double Standard)
9. エスペランサ
10. 泣かないで
■演奏:
青木マリ(vo、g)
小林洋(bass、programming)
■青木マリ(歌、ギター、作詞作曲)プロフィール
学生時代よりアルトサックス、コーラス、などでバンド参加。
’95年よりギター弾き語りソロライブ開始
’96年アピア・ペル・メージ・レコードより1stCD「違う!」リリース
’97年より日本全国ツアー開始
’99年9月、ホルモンタンクレコードより2ndCD「カウントゼロ」リリ-ス
’99年10月、さらにホルモンタンクレコードよりバンドセッションCD「PLUG」リリ-ス(メンバー:青木マリvo.g.チコヒゲds.坂出雅海b.GO g.)
2000年代、青木マリBANDとして活動。
’06年6月、ドラムスに鉄アレイの柿沼州治、ベースに元リップクリームの岩城“ぢゃぢゃ”毅彦らを迎え、ホルモンタンクレコードより「SLEEPY SEEDS」リリース
第二子出産を機にLIVE活動を一時休止
’12年末、フリーインプロHIPHOPのb.小林洋とのDuo結成、2013年6月よりtp.noise.石川寧、加入により「青木マリtrio」となる。ドラムレスで緊張感と自由さのあるグルーヴが、青木マリの歌世界を、より強く深いものにしている。
’14年7月、tamatasa recordより、青木マリTrio CD「Habibi」リリース
’15以降、solo、duo,、に加えてduo+guest企画『A Gift From Somebody』を定期開催し、多彩なメンバーとのセッションLIVEを重ねる。
‘19小林洋との共作によるCD Album [BIRD]Tamatasa Rcordより、リリース。
近年の主な活動:青木マリ弾き語りsolo、青木マリduoに加え
バンド「マリコバマツバン!」<青木マリduo+ロケット・マツ(p) 伴慶充(ds)>主催
また、Soloではイマイアキノブとの共同企画『男子縦列女子横列』を継続開催中。
■小林洋プロフィール
北海道札幌市生まれ。
80年代後半よりNew Jazz Syndicate、庄田次郎(Tp)グループに参加。関西、九州、東北、北海道をツアー。ギター演奏の傍ら、長唄三味線を杵屋和完氏に師事。92年渡米。ニューヨークはKnitting Factory、West End Gate等で演奏。数多くのミュージシャンとセッションを重ねる。
帰国後、ヒップホップに傾倒し、自己のバンド「SECRET COLORS」を結成。Improvised (即興) HipHopを標榜し、都内ライブハウスを中心に演奏。メンバーチェンジを繰り返し、その活動は現在に至る。近年は Groovers Jam”(ノンジャンル)””Groovers Jam Cypher””(ヒップホップ)という、二つのジャムセッションを主催。6弦ベースを友人から借りた事をきっかけに、ギターからベースへ転向。2012年末、青木マリと出会い「青木マリTrio」を経て現在の「青木マリduo」へ。”