説明
★NHK連続テレビ小説『マッサン』の劇中歌を演奏して、今最も話題&注目を集めているtricolor トリコロールの4作目。
実力派3人のミュージシャンが織りなす、人と人、そして場所を紡ぐ音が溢れでるアルバム。
三色だけで終わらない無限大の音のハーモニー。
心地良い音楽にほんわか包まれ気分を味わいたい!
そんな方におすすめのアルバム。(富貴晴美)
tricolorの3人は明らかにアイルランドの音楽に対して十分愛情があるし、
それぞれのメンバーが複数の楽器を持ち替えつつ丁寧に、上品に、
そして時々ダイナミックにも聞かせます。(ピーター・バラカン)
風景、人、感情。旅の記憶。
晴朗な音楽が奏でる 12の”旅にまつわる物語”
3人のゲストを迎え、大自然の中にあるスタジオでレコーディング。
旅を重ね、紡いだ音。たくさんの人との縁をつないでできた、tricolorの2年ぶり4枚目アルバムです。
guest:梅田千晶(Harp)/野口明生(Uilleann Pipes,Whistle)/渡辺庸介(percussion)from Drakskip
★緑で囲まれた小さな島国” アイルランド” の日常から生まれた音楽と、その伝統音楽への共感を下敷きにしたオリジナル曲を、
3人それぞれの色を混ぜながら演奏。優しくにぎやかなおしゃべりの様で、
人と人と場所をつなぎ、日々の暮らしのよろこびを奏でます。
■メンバーによる曲解説
1. 5 steps
1曲目に相応しく、力強く前向きな、マン島のマーチから始まる。
ゲストも全員登場し、このアルバムのスケール感を指し示してくれる1曲。
2. trip note
中藤有花のオリジナルとカナダのジグ。ハープ梅田千晶をゲストに加え、
フィドル、ギター、ブズーキと4つの弦楽器の響き合いを楽しめる曲。
3. Letter from Barcelona
長尾晃司のオリジナル。海外から手紙を送るように、曲を通して旅の思いを伝えた曲。
「旅にまつわる物語」の中心となる1曲。
4. A West Ocean Waltz
アイルランドのフィドル弾きが、アイルランドから大西洋を渡ってアメリカに行った人のことを思い作った曲。
フォークを感じさせる、流れるようなメロディーが印象的なワルツ。
5. The Accursed Kerryman
ギター、ブズーキ、ハープの撥弦楽器3つによる演奏。
木造のレコーディングスタジオに響く音と空間が、季節や温度すら感じさせる余白を感じさせる。
6. Will You Come Home?
コンサーティーナを中心に、ギター、ブスーキ、ホイッスルによるアイルランドのジグのメドレー。
7. Bridget Cruise
アイルランドの吟遊詩人オキャロランの曲を、コンサーティーナ、ピアノ、マンドリンで収録。
リハーサル風景を切り取ったような音像になっており、プライベートな雰囲気を持つ録音となっている。
8. First Pint
アイルランドのダンス曲、ジグとリールのメドレーを、
ゲストを全員迎えたイーリアンパイプス、コンサーティーナ、バンジョー、マンドリン、ハープ、パーカッションの編成で収録。
アイルランド音楽の醍醐味、旋律のユニゾンが絡み合う感覚を楽しめる1曲。
9. Railway Polka
ポルカはアイルランドのダンス曲でも一際盛り上がるリズム。
パーカッション渡辺庸介を迎えて、このアルバムで最も元気で軽快な曲。
メドレーの最後の曲は中村大史のオリジナル。
10. August to August
長尾晃司のオリジナル。楽曲にメッセージ性を持たせる、tricolorの音楽の転換期を象徴する1曲。
過ぎた感情が川の流れのように流れていくような作品となっている。ゲストにホイッスル野口明生。
11. last autumn
中村大史のオリジナル。ゲストを全員迎えつつも、内省的な演奏を収録した楽曲となっている。
このアルバムのエンドロール的役割を持つ、象徴的な曲。
12. はなむけの詩
長尾晃司のオリジナル。
ゲストを加えず、tricolor3人だけの演奏によるエピローグ。
【tricolor : トリコロール】
2009 年結成 12 月 1st Album『 vol.1 』発売。
2011 年3 月 2nd Album 八ヶ岳の民家でレコーディングした『 B&B 』を発売。
2013 年 3rd Album『 Good morning,Liffey 』を発売。
2014 年NHK 連続テレビ小説「マッサン」の音楽に参加する。
[中藤有花 fiddle(violin), concertina]
幼少からヴァイオリニストの母の影響でヴァイオリンとピアノを始める。学生時代にアイルランドへ数度渡愛し、現地で生活しながらアイルランド音楽を学び、セッションを重ねる。現在はアイルランドの伝統ダンス音楽を演奏する” tricolor” や、17世紀に活躍した吟遊詩人オキャロランの音楽を中心に演奏するトリオ” 笛織絵” などを中心に活動中。
[長尾晃司 guitar, tenor banjo & mandola]
アイルランド西海岸の街、エニスにて毎夜行われるセッションの中でアイリッシュギターを学ぶ。現在もアイリッシュパブ仕込みの無骨でいてノリの良いギタースタイルを持ち味として、tricolor, HARMONICACREAMS, O’ jizo 等のグループに参加。
[中村大史 accordion, bouzouki, sing & guitar]
幼少期よりピアノに親しみ、その後ギター、ブズーキ、アコーディオン、マンドリンを演奏するマルチプレイヤーとなる。tricolor, John JohnFestival,O’ jizo, O’ Phan 等数々のアイルランド音楽バンドのメンバーとしても活躍している。