説明
最高のライヴが、ここにある!
移民世代へのリスペクト。
抵抗と革命へのコミット。
この情熱と熱狂を収めた2枚組!
90年代にフランスで圧倒的人気を誇ったミクスチュア・ロック・バンド、ゼブダのフロントライン2人組ムース・エ・ハキム。彼らのミクスチュア・ロック的方向性を追求した『ムース・エ・ハキム』(オルター・ポップ)、そして、アルジェリアからの移民である親世代の心の歌を甦らせた『オリジンヌ・コントロレ/アルジェリア移民が愛した歌』でアーティストとして大きく飛躍した彼らが放つ、最高のライヴ盤!
2009年12月に、彼らの地元トゥールーズで行われた、ゼブダで始まった彼らの活動20周年記念ライヴを収録。
「心の糸」と題された1枚目には、アルジェリア移民たちが愛してやまないアルジェリアの曲(ルネース・マトゥーブ!、ダフマン・エル・ハラシュ、スリマン・アゼム、イディール等など)をカヴァー。彼らなりのロック〜スカ・テイストが加わり、アコーディオンや縦笛のアクースティックなサウンドに支えられて、新しい生命が吹き込まれた。『アルジェリア移民が愛した歌』のライヴ版として聞くことも出来る。最後にはスラブ系アコーディオン奏者ジャン=リュック・アメストイ(この人凄いです!)によるインスト曲も。
「仲間達」と題された2枚目には、ムース・エ・ハキムそしてゼブダの曲の他に、100%コレーグ、モティヴェといった、世界各地の抵抗の歌や革命歌をカヴァーする別ユニットのレパートリーが中心。フラメンコ・ギタリストのセルジュ・ロペスが加わったアンサンブルは、しなやかかつダンサブル。スカ〜2ビート系のタテノリ曲から、観客が大合唱で応える彼らの代表曲まで、会場全体の一体感は素晴らしいの一言。
時代を超えて受け継がれる曲、そして人々の心の支えとなっている曲。それらの曲を彼らは、最高のリスペクトをもって、素晴らしい抵抗の音楽へと昇華させた。掛け値無しに、最高のライヴ盤です!
[CD 1]
1. イントロ
2. インタス・マ・ディアス(彼に帰ってきてと伝えておくれ) (作者 シェイク・エル・ハスナウイ)
3. ガトラト (作者 ジャメル・アラム)
4. 居住許可証 (作者 スリマン・アゼム)
5. バハジャ (作者 ダハマン・エル・ハラシ)
6. テルト・リヤム (作者 ルニス・アイト・メンゲレット)
7. 私に言っておくれ (作者 スリマン・アゼム)
8. マゼル (作者 ルニス・アイト・メンゲレット)
9. アズガール (作者 スリマン・アゼム)
10. アブリド (作者 マトゥーブ・ルーネス)
11. シュトドゥイエ (作者 ブラヒム・イズリ)
12. さらばフランス (作者 モアメド・マズーニ/アハメド・スーリマン)
13. アワー (作者 イディール)
14. カザック (作者 ジャン=リュック・アメストイ)
15. アウトロ(オーディエンスのリプリーズによる「アワー」)
[CD 2]
1. イントロ
2. ラ・トリビュ (詞マジッド・シェルフィ/曲100% コレーグ)
3. 母から聞いたこと (詞マジッド・シェルフィ/曲 アモクラン兄弟、レミ・サンチェス)
4. 小さな物語(詞マジッド・シェルフィ/曲100% コレーグ)
5. 俺たちは来た (詞マジッド・シェルフィ/曲100% コレーグ)
6. 郊外のブーツ (詞クロード・ヌーガロ/曲 アモクラン兄弟、レミ・サンチェス)
7. ラ・ブーシュ(詞マジッド・シェルフィ/曲 アモクラン兄弟、レミ・サンチェス)
8. エスターカ (リュイス・リャック)
9. パソ・デル・エブロ (trad)
10. ベラ・チャオ (trad)
11. バンディエラ・ロッサ(人民よ進め) (trad)
12. ウアラララディーム (詞マジッド・シェルフィ/曲ゼブダ)
13. モティヴェ – パルチザンの歌 (詞J.ケッセル、M.ドルオン/曲アンナ・マルリ)
14. アウトロ(オーディエンスによる「モティヴェ – パルチザンの歌」)