説明
とおく彼方から風に乗ってたちあらわれる、もぼろしのジンタ饗和国。
大工哲弘待望の新作はちんどん通信社との共演。
世々、子どもたちの体と心を弾ませてきたわらべ唄、童謡。おとなにはなったものの、渡る世間の風は何かと冷たく、ふと口をついて出たため息に、どこからかメロディが寄りそったような流行り唄。遊びの気分横溢した戯れ唄。読み人知らずのまま、紅灯街の闇に漂った、はぐれ唄。
こうした歌の数々を、大工哲弘は、何か大きなうねりの上に解き放つように歌う。「うねり」を場に誘い寄せているのは、ちんどん通信社社中のサウンドに重層化された、大地の鼓動と天上の風のゆらぎの照応を目指したかのような、卓抜なリズムである。(ライナーノーツ『彼方からの力』朝倉喬司より)
<参加ミュージシャン>
大工哲弘:唄、三絃
ちんどん通信社:林幸治郎/小林信之介/ジャージ川口/花田雅史/小林寛明/川村光司/林美千代/TAMA/岡奈那
WITH 中尾勘二/岩渕理緒/橋本剛秀/戸次和歌子/古池寿浩/関島岳郎/船戸博史/山田吉育/上地‘ガチャピン’一也/城間和広/川崎巽也/沖縄・野菊保育園園児
1.シャボン玉[IN]
2.一かけ二かけて(西郷隆盛娘です)
3.荒磯の歌
4.東雲節(ストライキ節)
5.船頭小唄
6. 煙草のめのめ
7.あの町この町
8.雨降りお月さん
9.砂山
10.汗水節
11.馬賊の唄
12.八重山農林高等学校 校歌
13.影法師
14.可愛いスーちゃん
15.満鉄小唄(雨ショボ)
16.シャボン玉[OUT]