プチだおん
夜明けの行進

¥2,200 (税込)

発売日:2021年2月28日

在庫あり

商品コード: MTTB-1102 カテゴリー: タグ: , , ,

説明

多田葉子、中尾勘二、関島岳郎の3 人からなるユニット、プチだおんの10年ぶり2ndアルバム!

管楽器奏者の多田葉子、中尾勘二、関島岳郎の3 人からなるユニット、プチだおんが2011年発表の前作から10 年を経て2 作目となるCD 作品をリリースする。多重録音などの作り込みを排し、その場にいるような小空間の響きにこだわった、てらいのないシンプルでストレートな管のアンサンブル。 それは、配信によりますます加速するネット上の無限音楽宇宙から遠く離れた小島に佇み続ける、名もなき地上の落書き音楽なのかも知れない。

何もないステージに3人の管楽器奏者が楽器を持って上がって、目合わせをしたら、ポンと始まる。それがプチだおんの音楽だ。そこには過度な装飾や演出は見当たらない。
エチオピア民謡に触発されたという#1、あるいは東欧風のメロディイラインを持つ7拍子の#2、自由即興の#3、そして単音の重なり合いからやがて風景を描くような#4、など、多田の曲を中心に前半はスタート。アルバム中唯一の歌ものであるほのぼのとした曲調の#5を挟んで、後半は中尾の定番曲である#7で個々の自由な即興展開を楽しみ、また3 人の盟友でもあるトロンボーニスト、故・大原裕(sights,リブラフ他)の楽曲#7ではリズミカルで愉快な盛り上がりを見せつつ、ラストは関島らしい心沸き立つ楽想の#8で、楽隊はほの明るい空の下、力強い歩みを進めていく。

なお、このアルバムでは大変レアなことに、中尾勘二が自ら描き下ろしたイラストが全面的にデザインされている。とりわけ自身の歯を描いたというカヴァー絵はいったい何を意図しているのか、、、、わかりにくいとお思いの向きもあろうが、これはこれで解釈も自由。楽しみ方もまた自由なのである。その音楽性といい、どこまでも魅力あふれる天才、中尾勘二の「落書き」もあわせてお楽しみください。

■収録曲
1. 踊らされる男 作曲:多田葉子
2. 梅雨晴れ 作曲:多田葉子
3. 13番目の月 improvisation
4. 畔り 作曲:多田葉子
5. 八月の日記帳 作詞・作曲:多田葉子
6. 台湾のおじさん 作曲:中尾勘二
7. Caminando Despacio 作曲:大原裕
8. 夜明けの行進 作曲:関島岳郎

プチだおん
多田葉子(Alto Sax,Bass Clarinet,+Soprano Sax,Vocal)
中尾勘二(Soprano Sax,Klarinette, Trombone)
関島岳郎(Tuba)

プチだおんプロフィール
2000年代初め頃、梅津和時BETSUNI NANMO KLEZMER のメンバーとして旧知の多田葉子、関島岳郎、中尾勘二が、坪川拓史監督「美式天然」映画の劇中音楽録音に参加したことから、多田の呼びかけにより、この3人でのライヴユニットを結成。
以後、小さな店でのライブ活動、ツアーなどマイペースな活動を続ける。
2011年 1stアルバム「オドラデクのルンバ」リリース。

レーベル

またたびレコード