ベアー・ホーク・ウルフ
じょんならんブルース

¥2,095 (税込)

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説明

タップダンスとカントリーブルースで有名な狼(ウルフ)の新作はハープ吹き語りにホウカム(おふざけソング)、超絶ラグギター、更に幕末物語、と実に広範だ。芸名も動物が3倍に増えており、さながら造田サファリパーク、とも言えるような一枚だ。

吾妻光良

タップでナンパで共演したローンウルフ造田が期待のファースト・アルバムをリリース。

芸名を変え、「タイホして!保安官さーん」と叫びたくなるくら暴走中のベアー・ホーク・ウルフ。

踏まれて踏まれて出てくるコシは、讃岐の伝統に違いない!

もう誰の手にも負えんばい。

コージー大内

ベアー・ホーク・ウルフ 熊鷹狼(BEAR HAWK WOLF):歌、ギター、バンジョー、タップ、ハーモニカ

金田デルタ正人:ギター

じょんならんブルース/熊鷹狼(ベア・ホーク・ウルフ)

1. じょんならん黒船ブルース

2. 讃岐スペシャルうっどんラグ

3. 西成ブルース

4. じょんならんクロスロード・ブルース

5. 別れの一本糞ブルース

6. 讃岐ケイク・ウォーク

7. 慌てん坊の長元坊

8. Freiht train

9. Hacksaw ‘s rag

10. Scarab stomp

11. Shuckin’ sugar

12. 越辺リバー・ブルース

13. Wabash rag

profile

1974年3月2日 香川県高松市出身 

讃岐弁ブルース

讃岐弁と言っても、西讃(せいさん)中讃(ちゅうさん)東讃(とうさん)という風に少し方言が変わってくる。高松市は中讃弁である。

・幼少時代ファーブルに憧れ、夢は昆虫博士だった。

・18の時、映画クロスロードとジョニー・ウィンターに転がされブルースの虜になる。

・21の時、ブルースの修行の為テキサスはオースティンに渡る。

・24の時、ボージャングルに憧れタップダンスを始める。

・1999年、ローンウルフ造田と名乗り、カントリー・ブルースとタップダンスを取り入れたスタイルで関東を拠点にライブ活動を始める。

・2000年、東京FMホールで行われたギブソン・ブルース・コンテストで優勝。
・2001年、メンフィスで行われたInternational Blues Challengeに日本代表として初参加する。オープニング・アクトとして決勝のステージに立つ。

・2003年、六本木はスイートベイジルで行われたNational Tapday(live編)に日本トップのタップダンサー達と同じステージに立つ。

・2009年、江古田バディで行われた念願のステージ、CoutryBlues Heaven(江古田倶楽部、主宰)にアコギな奴らと共演、11年には、吾妻光良バンドをトリに迎え大いに盛り上がる。

・2012年、芸名を新たに熊鷹狼(ベア・ホーク・ウルフ)と変え、ファースト・アルバムを完成。いざ出陣!

讃岐弁に込められた熱いブルース魂!!

長年、ライブ活動を続けてきたアーティスト、ベアー・ホーク・ウルフが待望の初CDをリリースした。

ウルフは、自身が進むべき道を迷うことは無い。ウルフが伝えたいもの、それは本物のブルースであって、それ以外のなにものでもない。ブルースは、1900年頃アメリカ南部でアフリカ系のアメリカ人から発生した音楽であり、様々なサブ・ジャンルや地域スタイルに発展してきたが、彼が得意とする弾き語りを基本とするスタイルは、ブラインド・レモン・ジェファーソンやブラインド・ブレイクなどで代表される1920年代のカントリー・ブルースだ。一方で、曲によっては哀愁漂う昭和歌謡的メロディーなどを取り入れているのもウルフの魅力の一つかも知れない。

 1974年、香川県は讃岐の南部に生まれたウルフは、豊かな自然とともに育った。 彼の歌うブルースには、山や川といった自然や動物を織り込んだ歌詞が多く、また、幼少時代を過ごしたその故郷への愛情が溢れていて、それが『讃岐弁で唄う』という 形で表現されている。本CDのテーマとなっている『じょんならん』は、役に立たない、手に負えない、どうしようもない、という意味の讃岐弁である。現在、古いものはどんどん失われ、次から次へと新しいものへ変わってゆく。本来、足打ち製法しかあり得なかった讃岐うどんは、機械打ちに変わり、チョウゲンボウやノスリなどの猛禽類の生息地は、土地開発によって年々規模が縮小している。日本文化の継承者も野生動物も絶滅に瀕している。『じょんならん』は、まさに、様々な問題を抱えている現在の日本に対する、ウルフの嘆きである。 

しかし、ウルフは、メッセージを強く我々に押し付けるようなことはしない。

歌詞は、楽しくて愉快であり、曲によっては滑稽ですらある。そもそも世の中というも のは、『じょんならん』のである。だから僕らは、素直に音楽を楽しもう。1本のギターで、ベースとギターの二役をこなしてしまう、軽快なウルフのラグタイムやブルース奏法は実に見事である。ギターを弾きながらのタップによるソロは圧巻で、複雑なリズムを奏で心地よく僕らの耳に届く。まさにウルフのミニライブであり、いつも通りの飾らないウルフがCDの中に生きている。

かつてブルース・ギターをやっていた昆虫写真家・鈴木知之 

大分県日田市出身の日田弁ブルースを唄う「コージー大内」の新作「ばってんブルース」も記憶に新しいが、ファーストアルバム「角内ブルース」でタップ参加もしているのが今作の主役ベアー・ホーク・ウルフである。何を隠そう弁ブルースとは、吾妻光良氏が名付けた方言によるブルースのことで、そこから派生して今様々な方言での弁ブルーザーが誕生している!

弁ブルースの言わばオリジネイターがコージー大内ならば、ベアー・ホーク・ウルフはその後ろでピッタリ援護射撃する弁ブルース・シンガー。

ベアー・ホーク・ウルフ以前、コージーのアルバムに参加した頃は、ローンウルフ造田として活動していたが、初アルバムを出すに辺り改名。

ウルフは、そもそも香川県高松市出身が故、讃岐弁ブルースとなる訳だが、細かく言えば讃岐弁にも西讃、中讃、東讃と分かれており、中でもウルフは、中讃弁になるという。

この辺りの方言の微妙な違いも面白い所だが、またの機会にするとして、今作のタイトルでもある「じょんならん」ことに注目しつつ、聴いて頂きたい。

一番の飛び道具であるタップ。これがまたイイ!タップをしながら~なのか、唄いながら~なのかは、ぜひライブで体感して欲しい!

レーベル

SCARAB RECORDS