るーずぱんてぃ
ちょっとそこまで

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説明

しなやかな気骨に満ちた21世紀のブギウギバンド(!?)“るーずぱんてぃ”のファーストアルバム「ちょっとそこまで」ぼちぼちとようやく完成

そもそもとんでもないバンド名だし、その歌を聴けば、快晴の休日だというのにたまった洗濯物をせっせと洗っていたり、一緒に暮らしている女性から、「だまされた」、「あんたの家政婦じゃない」と言われたり、いやな会社に見切りをつけて辞めてしまったりと(これは“ポジティブ”なことではあるが)、どこか情けなくて、浮かばれない男のことが、おもしろおかしく歌われている。だからといって、るーずぱんてぃをただのコミカルなバンドだと誤解してはいけない。バンドのヴォーカリストの都克裕さんが書いて歌う歌は、ブルースという音楽スタイルを基本に、ぼくやあなたのまわりにいる普通の人たちの普通の暮らしぶりをユーモアとペーソスを込めて描き上げ、曲によってはその人たちが抱き続ける夢や希望を、思い切り二枚目になって大まじめに歌い上げている。それらはもちろんどこにでもある普通の歌ではなく、るーずぱんてぃでしか楽しむことのできない、とてもユニークでスペシャルなものとなっている。しかもちょっと聴くと自虐的なように思える歌も、よく聴くと実はそれは一種の照れ隠しにしかすぎず、そこには彼らならではの「しなやかな気骨」が感じ取れるのだ。

1. So-Good-Bye

2. SENTAKU

3. 西から東へ

4. だまされた

5. 凸と凹

6. 想い

7. Dream of Dreams

8. 女かてブギウギ

9. 春は来るよ

 このアルバムに収められたるーずぱんてぃの9曲のオリジナル曲を聴いて、ぼくが思い浮かべたのは「ブギウギ」という言葉だった。おもにピアノで演奏されるアメリカのブルースのスタイルを指す言葉で、彼らのレパートリーにもこの言葉が使われた曲がある。そしてぼくら日本の音楽好きとしては、戦後まもなく日本ではやった「ブギウギ」の記憶がある。笠置シズコさんが歌っていた、「買物ブギ」、「東京ブギ」、「ホームラン・ブギ」といったもので、彼女はアメリカのブギウギをもとにして、庶民の暮らしぶりや気持ちを明るく楽しく、ユーモアたっぷりにリアルに歌い上げていた。

 るーずぱんてぃの歌には、あの日本のブギウギの伝統も、時代を変え、かたちを変えて、甦っているようにぼくには思える。そう、とんでもないバンド名にだまされてはいけない。彼らの音楽は、「しなやかな気骨」に満ちていて、決して“ゆるく”はないのだから。

[2007.2 中川五郎]

るーずは(ブ)ルーズだ!ちがう?ぱんてぃは?だけどなんだか楽しいね。

[三宅伸治]

老いも若きも男も女も、誰かが親分でも上司でもなく、気兼ねなく一緒に食べて、好きに音を出し合える。

お客さん扱いされないから、すぐ仲良くつきあえる。そんなるーぱんのワリカンな音楽が、とっても心地よいのであります。

[多田葉子]

<るーずぱんてぃプロフィール>

“るーずぱんてぃ”はわいわいと楽しいライブを信条とし、日本語を大事にした和風ライブブルースバンド。2001年結成。都内ライブハウスを中心に、日本各地の屋外イベントにも多数出場、海に山に湖に、「どこまででもゆく」ライブを行っている。

野外では、“るーずぱんてぃ”こと“るーぱん”が唄いだすと、どこからともなく、子供と老人が集まってくる。「ゆるゆる、ぼちぼち」をキーワードとした、関西ノリのライブには定評があり、「東京から来た、るーずぱんてぃです。おおきに!!」のMCに、地方の観客は一瞬戸惑うが、すぐにるーぱんの世界に引き込まれ、惜しみない拍手を送る。

るーずぱんてぃのサウンドは、大阪出身のVo、”おっちゃん”の暖かい唄の世界を個性豊かなメンバーとサポートで支えられている。また、るーぱん主催のイベント「今宵、愛すべき馬鹿に乾杯!」は好評につき2007年4月現在、7回目を迎えた。また、音楽だけでなく、「るーずぱんてぃの今日もぼちぼち」というインターネットラジオも2005年11月より配信開始。アクセスは15000を超え、3人の他愛も無い会話が好評となっている。