説明
こまっちゃクレズマとおおたか静流の初コラボレーション・アルバム、全10曲オリジナル満載のCD「すっぽんぽん」全国デビュー!
それは前世紀のこと。旅する楽隊、梅津和時(sax,cl)率いるこまっちゃクレズマがおおたか静流と出会い、初めて演奏をともにしたのは、1998年、横浜の森を舞台にしたアート・イベントであった。ゲストとはいえ、すっかりバンドと意気投合したパフォーマンスを見せたおおたか静流。それは、初めから単なる歌とバック演奏という関係を軽々と超えていた。
型破りな親密さと、さらなる音楽的可能性を感じた一行は、このときから、こまっちゃクレズマ本体とは別に[こまっちゃクレズマ+おおたか静流=こまったか]として、変則ながら活動を継続させていく。
1999年、FAO(世界食糧機構)横浜事務所主催によるコンサート【YOKOHAMA ODESSEY〜tele-food】、2000年初ツアーを経て、2001年【松本城氷彫祭り】、新横浜【ワールドカップ・プレイベント】、2002年松本【夜店祭り】、新宿PITINNの連続ライブイベント【プチ大仕事】、2004年江東区森下文化センター公演など、以後ツアー、ライブハウス公演、ホール公演などを続々と重ねる。
それらの活動から、本アルバムのメインテーマである『すっぽんぽん(ガボット)』が生まれ、また、インスト曲として親しまれていた梅津和時作曲の 『Vietnamese Gospel』が、おおたか静流の歌詞により新たな命を吹き込まれるなど、こまったか独自の世界がつくられてきた。
そしてついに2006年、これらの曲に加え、新たにメンバー自身による書き下ろし曲+おおたか作詞による新曲のレコーディングを敢行。いっきに録り終えた10曲が、このたび世に出る「すっぽんぽん」である。こまっちゃクレズマ+おおたか静流=こまったかでは、6月の北九州ツアーを皮切りに、今後、さらに全国各地での公演活動に力を注いでいく(つもり)である。
■おおたか静流 おおたか しずる (vocal)
クラシック出身ながら、民俗音楽、ジャズの洗礼を受け、七色の声を駆使し”無ジャンル”路線を走る。アルバム、CM、映画、テレビ、ステージで、コラボレーションを含む様々な活動を展開。現在NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」の音楽プロデュース及び出演中。懐かしく且つ新しい言霊を、お茶の間に届けている。
■こまっちゃクレズマ:
サックス、クラリネット奏者の梅津和時をリーダーに、1996年発足した。アコースティックな小編成で、どこにでも出張演奏できる身軽さが身上。その名の通り、ちょっと“こまっちゃくれた”(小生意気なこども風)持ち味で、東欧のブラス音楽、クレズマーから、メンバーそれぞれのオリジナル曲、歌ものなど多彩なレパートリーを操る。生楽器ならではのあたたかな音色で、老若男女の心をぐっと揺さぶる、見て聴いて楽しい音楽集団である。2005年秋には、ロシア三都市ツアーを果たし、各地で大喝采を浴びた。
メンバー:
梅津和時(sax,cl)、多田葉子(sax)、松井亜由美(vl)
張 紅陽(acc)、関島岳郎(tuba,recorder)、新井田耕造(ds)
1. すっぽんぽん
2. 冬ごもり
3. さえないメリーゴーランド
4. 迷うのやめよう
5. ヴェトナミーズ・ゴスペル
6. 金の雨
7. エクレール
8. もてもて日記
9. 峠のみち
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