玉城一美
天縁 TININ

¥2,970 (税込)

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商品コード: APCD-1003 カテゴリー: タグ:

説明

玉城一美はうたう、想いの深さ”想いうた”。
少女が兄を慕うように、子が老いた父母を慈しむように、
乙女がいとしい人を想うように、
いくさに多くを喪った人が平和を念うように、
流れた花がすがれる男を求めるように…
流れる雲が風に身をまかせるように…。
本CD「天禄」は玉城一美が満を持して放つ、待望の本土デビューアルバムである。
名プロデューサー・上原直彦と島うたの実力者・知名定男コンビによるデビュー曲「美立花染小」のニューバージョン。
島うたを続ける一美を、これまで蔭日向なく見守り、励まし支え続けてきた父母への感謝の念をうたった「親ぬ御恩」。父・安定の往年のレパートリー「平和の願い」。沖御随一のヒットメーカー・普久原恒勇による一美への書き下ろし作品「御縁花」。
タイトルチューンであり、一美自身の手になる「天縁」。傾年からのうたのパートナーであり、デュエット曲の相方・神谷幸一の作品「春や春節」、先述の「親ぬ御恩」、一美のうた仲町・前川守賢の「三年三月」、いずれの作品も出色の出来を示している。
さらに一美が日常的にうたっている、島うたのレパートリーも収めた。聴きどころの多いアルバムに仕上がったと確信しているが、これはご清聴下さる皆さんの御判断に委ねるしかない。また、プロデューサー・梅津和時を始め、参加ミュージシャンの好サポートも特筆しておきたい。沖縄一ヤマトのコラボレーションは、音楽を捉える、それぞれのバックボーンの違いからか、必ずしも円滑ではなかったけれど、そのことを通じて、新しい音楽創造の息吹きが沸いてきた。これからも互いが互いをより理解し、会話し、確認しながら、“大きなうた”をつくっていきたい。(神谷一義 ライナーノーツより)
■曲目
1. 美童花染小
2. 春や春
3. 御縁花
4. 軽便鉄道
5. 親ぬ御恩
6. 伊佐ヘイヨー
7. 無情の月
8. ケーヒットゥリ〜仲島節
9. 平和の願い
10. ゆうなの花
11. 三年三月
12. 天縁
■Musicians
玉城一美 唄、violin、太鼓
神谷幸一 唄、三絃
梅津和時 sound arrangement、sax
饒辺勝子 琴
三好功郎 guitar
立花康彦 bass
森俊也 keyboards、accordion
新井田耕三 drums、percussion
向島ゆり子 violin
桜井芳樹 mandolin
初山博 harmonica
常味裕司 oud
Produced by 梅津和時/Co-Produced by 多田葉子
Recording & Mixing Engineer 吉野影典/Assistant Engineer 北島栄津
Recorded at 普久原楽器スタジオ(沖縄)、Sonic Garden(東京)1996.10-11
Mixed at Studio Cat’s 1996.11
Mastering Engineer 坪井洋/Mastered at 東京CDセンター1996.12
Photographs 桑本正士/Design 藤原邦久
Notes 玉城一美、桜沢有理、神谷一義
Production Assistant 上地一也、藪本貴志
Recording Coordination 桜沢有理
Director 守屋正、神谷一義
【玉城一美】
コザ生まれコザ育ち。 「二見情話」「時代の流れ」等のヒット曲を持つ玉城安定を父に持ち、20歳の頃より本格的に島うたの世界に入った。「美童花染小」でレコード・デビュー。
1987年より民謡クラブ“花ぬ島”に出演し連日うたう。同年坂本龍一のレコーディングに参加し、翌年にはワールド・ツアーにも同行。
1990年再び坂本龍一『BEAUTY』のレコーディングに参加。国内外のコンサート・ツアーにもオキナワチャンズ(古謝美佐子、我如古より子、玉城一美)の一員として同行。
1991年以降は本土の沖縄ブームを尻目に活動の中心を沖縄に絞ってきた。イベントはもちろんラジオ局やテレビ番組のアシスタントなどもつとめている。

レーベル

DISC AKABANA