説明
ジャズ宇宙にあそぶ。
刹那の王宮。瞬間に宿った音の精霊達を空間に吐き出す。
身体で濾過され解き放たれた音の粒は時の刻に紛れ込み,ついに音楽でしかあらわすことのできない宇宙を象る。
1.HER ONE AND ONLY DREAM -EIICHI HAYASHI
彼女のたった1つの夢(林栄一)
2.T’S THEME -MAKOTO WASHIZU
Tのテーマ(鷲頭誠)
3.TRIENMA -MASAKI NOMOTO
トレンマ(野本正樹)
4.FREE P -DIZZY GILLESPIE
フリー P(ディジー・ガレスピー)
5.DEVIL’S CIRCLE -KIYOSHI KIKUCHI
悪魔的循環(菊地潔)
6. EMERGENCY -TONY WILLIAMS
エマージェンシー(トニー・ウィリアムス)
鷲頭誠:ドラムス
野本正樹:アルトサックス
菊地潔:ピアノ
WITH
林栄一:アルトサックス
鷲頭 誠 MAKOTO WASHIZU -DRUMS・PERCUSSION・VOICE
1949年生まれ、高校時代からドラムを叩き始め、尚美で猪瀬雅治(Dr)に師事、
69年、橋口晴美(Ts)のバンドでプロ入り、また、ドラム奏者(故)高橋豊、岡村タカオ、仲田明宏、貞岡幸男、4人とドラムアンサンブルを結成。
多くのミュージシャンと共演や当時の若手プレーヤーを集めリハーサルフルバンドでも活動。
(故)土田真弘(As)カルテット在籍時代に多くの名プレイヤーとセッションを重ね、(故)清水閏(Dr)にはブラシュワークを師事。
また、当時、安斎久(B)とフリーDUO、安田伸二(Tp)上野健裕(G)とEXIT結成活動。中村達也(Dr)と知り合い同グループに参加。
近年は林栄(As)、尾山修(Ts)板倉克行(P)、また、菊地潔(P)野本正樹(As)とトリオを結成フリーで活動、岡村タカオ、ワガン・ンジャイ・ローズ吉田豊とパーカッションを中心にしたグループでも不定期で活動。
タンダードでも臼沢茂(Tp)高橋里実(As)野中英士(B)高橋桂作(P)南野陽征(P)北島直樹(P)等ジャンルにこだわらず活動。
野本正樹 MASAKI NOMOTO -ALTO SAX
サックスプレイヤー、作曲家。愛知大学在籍時代はジャズ研に所属。地元のクラブなどでも演奏。
その後サラリーマン生活を経て上京。作曲家として活動。
某音楽制作会社と契約しプロ作曲家として活動の傍ら、SPA QUEENへの楽曲提供や自身のユニットPUMPKIN DOLLなどでも活動。
SPA QUEENではインターネットチャートで1位獲得やFM横浜ミュージックアワード3位入賞を果たす。
現在は作曲家としてはフリーだがサックスプレイヤーとしてもジャズクラブなどでライブ活動中。
平成19年度夢の島ウイークエンドコンサート最優秀演奏者賞受賞。
菊地 潔 KIYOSHI KIKUCHI -PIANO
幼少よりピアノを習い、小林仁、柳川守に師事。
その後、大学でジャズに出会い、林克洋、椎名達人、菊地成孔などと、新宿ピットインなどで菊地潔グループとして活動し、ハイポジのアルバム「カモンサマー」に参加するなど幅広い活躍を見せたが、1990年代初期に活動を停止し、謎の沈黙を経て今年、再びライブを再開した。流麗で華麗なピアニズムは当時からいささかもおとろえることなくさらに渋さを加え、今まさに円熟の境地を迎えている。尚、昨年、長崎出版より「究極の英文読解法 Style&Structure」を出版し好評を博している。
林栄一 EIICHI HAYASHI -ALTO SAX
1950年東京生まれ。高校時代からアルト・サックスの腕前が評判となり、山下洋輔のバンドに飛び入り演奏して、以後交友を深める。
1980年代に山下と再会し、山下のバンドのメンバーとしてデビュー。1990年、初の自己名義作品『MAZURU』発表。
1990年代中期には、片山広明との双頭バンド、デ・ガ・ショーで活動。
その後、関島岳郎、中尾勘二とフォトンを結成、篠田昌已(92年逝去)へのトリビュート・アルバムを制作。
アルバム『森の人』(2001年)では吉田達也と共演。『birds and bees』(2006年)は、サックスの多重録音を中心とした意欲作となった。
リーダーアルバム は『MAZURU』(1990年)『モンクス・ムード』(1996年)『MONA LISA』(1997年)『音の粒』(1997年)『森の人』(2001年)等多数。